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後遺障害の等級まとめ|該当する症状や認定基準について
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2018.10.1

後遺障害の等級まとめ|該当する症状や認定基準について

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
Kouisyougai-toukyu

後遺障害の等級を獲得することは、交通事故の損害賠償請求において最も重要となる事項です。後遺障害の等級は第1級から第14級まで14段階ありますが、最も症状が軽い14等級を獲得するだけでも、保険会社から支払われる保険金は等級を獲得しない場合と比べ、100万円以上変わってきます。

 

適切な後遺障害等級を獲得するには、どのような症状が後遺障害に該当するかを把握しておくことが重要です。後遺障害申請をする前に、後遺障害の認定条件について確認しておきましょう。

 

この記事では、後遺障害等級の症状や認定条件、認定を受けることで請求できる損害賠償などをご紹介します。もし交通事故被害で後遺症が残る恐れがある状態であれば、参考にしてみてください。

 

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後遺症と後遺障害の違い

『後遺症』と『後遺障害』は似た単語ですが、意味が微妙に違います。交通事故で後遺症に関する損害賠償を請求できるのは、後遺障害が認められたときだけです。まずは両者の違いについて確認しておきましょう。

 

後遺症とは、怪我をして病院で治療を続けたものの、完全回復できずに残ってしまった機能障害や神経症状などの障害のことです。これに対して後遺障害は、交通事故が原因で負った後遺症の症状が『自賠責基準の等級』に該当して、労働能力の低下を伴うものを意味しています。

 

つまり、後遺障害は後遺症の一部であるといえます。症状の原因が交通事故であることが証明できて、労働能力の低下も伴い、下記で紹介する後遺障害の等級の症状に該当する後遺症であれば、後遺障害として扱われる可能性が高くなるでしょう。

 

後遺障害の等級一覧|第1級〜第14級

後遺障害に該当する後遺症の症状をご紹介します。後遺障害の等級は、第1級が最も症状が重く、第14級が最も症状が軽くなっています。

 

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第1級

第2級

第3級

第4級

第5級

第6級

第7級

第8級

第9級

第10級

第11級

第12級

第13級

第14級

 

 

後遺障害等級第1級に該当する症状

第1等級に該当する症状

1号

両眼が失明したもの

2号

咀嚼及び言語の機能を廃したもの

3号

両上肢をひじ関節以上で失ったもの

4号

両上肢の用を全廃したもの

5号

両下肢をひざ関節以上で失ったもの

6号

両下肢の用を全廃したもの

 

【詳細記事】後遺障害等級1級に認定される症状と獲得出来る慰謝料まとめ

 

後遺障害等級第2級に該当する症状

第2等級に該当する症状

1号

一眼が失明し、他眼の視力が〇・〇二以下になったもの

2号

両眼の視力が〇・〇二以下になったもの

3号

両上肢を手関節以上で失ったもの

4号

両下肢を足関節以上で失ったもの

 

【詳細記事】後遺障害等級第2級の症状と認定を受けられる後遺症の具体例

 

後遺障害等級第3級に該当する症状

第3等級に該当する症状

1号

一眼が失明し、他眼の視力が〇・〇六以下になったもの

2号

咀嚼又は言語の機能を廃したもの

3号

神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの

4号

胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの

5号

両手の手指の全部を失ったもの

 

【詳細記事】後遺障害等級第3級の症状と認定を受けられる後遺症の具体例​

 

後遺障害等級第4級に該当する症状

第4等級に該当する症状

1号

両眼の視力が〇・〇六以下になったもの

2号

咀嚼及び言語の機能に著しい障害を残すもの

3号

両耳の聴力を全く失ったもの

4号

一上肢をひじ関節以上で失ったもの

5号

一下肢をひざ関節以上で失ったもの

6号

両手の手指の全部の用を廃したもの

7号

両足をリスフラン関節以上で失ったもの

 

【詳細記事】後遺障害4級に認定される症状と適切な等級を獲得する方法

 

後遺障害等級第5級に該当する症状

第5等級に該当する症状

1号

一眼が失明し、他眼の視力が〇・一以下になったもの

2号

神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

3号

胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

4号

一上肢を手関節以上で失ったもの

5号

一下肢を足関節以上で失ったもの

6号

一上肢の用を全廃したもの

7号

一下肢の用を全廃したもの

8号

両足の足指の全部を失ったもの

 

【詳細記事】後遺障害等級5級を獲得できる症状と慰謝料を増額させる方法

 

後遺障害等級第6級に該当する症状

第6等級に該当する症状

1号

両眼の視力が〇・一以下になったもの

2号

咀嚼又は言語の機能に著しい障害を残すもの

3号

両耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの

4号

一耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が四十センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

5号

脊柱に著しい変形又は運動障害を残すもの

6号

一上肢の三大関節中の二関節の用を廃したもの

7号

一下肢の三大関節中の二関節の用を廃したもの

8号

一手の五の手指又はおや指を含み四の手指を失ったもの

 

【詳細記事】後遺障害等級6級に認定される症状と獲得できる慰謝料

 

後遺障害等級第7級に該当する症状

第7等級に該当する症状

1号

一眼が失明し、他眼の視力が〇・六以下になったもの

2号

両耳の聴力が四十センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

3号

一耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

4号

神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

5号

胸腹部臓器の機能に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

6号

一手のおや指を含み三の手指を失つたもの又はおや指以外の四の手指を失ったもの

7号

一手の五の手指又はおや指を含み四の手指の用を廃したもの

8号

一足をリスフラン関節以上で失ったもの

9号

一上肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの

10号

一下肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの

11号

両足の足指の全部の用を廃したもの

12号

外貌に著しい醜状を残すもの

13号

両側の睾丸を失つたもの

 

【詳細記事】後遺障害等級7級の慰謝料と認定される症状まとめ

 

後遺障害等級第8級に該当する症状

第8等級に該当する症状

1号

一眼が失明し、又は一眼の視力が〇・〇二以下になったもの

2号

脊柱に運動障害を残すもの

3号

一手のおや指を含み二の手指を失つたもの又はおや指以外の三の手指を失ったもの

4号

一手のおや指を含み三の手指の用を廃したもの又はおや指以外の四の手指の用を廃したもの

5号

一下肢を五センチメートル以上短縮したもの

6号

一上肢の三大関節中の一関節の用を廃したもの

7号

一下肢の三大関節中の一関節の用を廃したもの

8号

一上肢に偽関節を残すもの

9号

一下肢に偽関節を残すもの

10号

一足の足指の全部を失ったもの

 

【詳細記事】後遺障害等級8級に認定される症状|慰謝料増額の方法まとめ

 

後遺障害等級第9級に該当する症状

第9等級に該当する症状

1号

両眼の視力が〇・六以下になったもの

2号

一眼の視力が〇・〇六以下になったもの

3号

両眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの

4号

両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの

5号

鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの

6号

咀嚼及び言語の機能に障害を残すもの

7号

両耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

8号

一耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になり、他耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になったもの

9号

一耳の聴力を全く失ったもの

10号

神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

11号

胸腹部臓器の機能に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

12号

一手のおや指又はおや指以外の二の手指を失ったもの

13号

一手のおや指を含み二の手指の用を廃したもの又はおや指以外の三の手指の用を廃したもの

14号

一足の第一の足指を含み二以上の足指を失ったもの

15号

一足の足指の全部の用を廃したもの

16号

外貌に相当程度の醜状を残すもの

17号

生殖器に著しい障害を残すもの

 

【詳細記事】後遺障害等級9級の症状と慰謝料の相場・増額方法まとめ​

 

後遺障害等級第10級に該当する症状

第10等級に該当する症状

1号

一眼の視力が〇・一以下になったもの

2号

正面を見た場合に複視の症状を残すもの

3号

咀嚼又は言語の機能に障害を残すもの

4号

十四歯以上に対し歯科補綴を加えたもの

5号

両耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になったもの

6号

一耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの

7号

一手のおや指又はおや指以外の二の手指の用を廃したもの

8号

一下肢を三センチメートル以上短縮したもの

9号

一足の第一の足指又は他の四の足指を失ったもの

10号

一上肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの

11号

一下肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの

 

【詳細記事】後遺障害等級10級となる症状と慰謝料の相場

 

後遺障害等級第11級に該当する症状

第11等級に該当する症状

1号

両眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの

2号

両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの

3号

一眼のまぶたに著しい欠損を残すもの

4号

十歯以上に対し歯科補綴を加えたもの

5号

両耳の聴力が一メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの

6号

一耳の聴力が四十センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

7号

脊柱に変形を残すもの

8号

一手のひとさし指、なか指又はくすり指を失つたもの

9号

一足の第一の足指を含み二以上の足指の用を廃したもの

10号

胸腹部臓器の機能に障害を残し、労務の遂行に相当な程度の支障があるもの

 

【詳細記事】後遺障害等級11級の症状と正当な等級を獲得する手順

 

後遺障害等級第12級に該当する症状

第12等級に該当する症状

1号

一眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの

2号

一眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの

3号

七歯以上に対し歯科補綴を加えたもの

4号

一耳の耳殻の大部分を欠損したもの

5号

鎖骨、胸骨、ろく骨、けんこう骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの

6号

一上肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの

7号

一下肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの

8号

長管骨に変形を残すもの

9号

一手のこ指を失つたもの

10号

一手のひとさし指、なか指又はくすり指の用を廃したもの

11号

一足の第二の足指を失つたもの、第二の足指を含み二の足指を失つたもの又は第三の足指以下の三の足指を失つたもの

12号

一足の第一の足指又は他の四の足指の用を廃したもの

13号

局部に頑固な神経症状を残すもの

14号

外貌に醜状を残すもの

 

【詳細記事】後遺障害等級12級の適切な慰謝料を獲得する7つの知識

 

後遺障害等級第13級に該当する症状

第13等級に該当する症状

1号

一眼の視力が〇・六以下になったもの

2号

正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの

3号

一眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの

4号

両眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの

5号

五歯以上に対し歯科補綴を加えたもの

6号

一手のこ指の用を廃したもの

7号

一手のおや指の指骨の一部を失ったもの

8号

一下肢を一センチメートル以上短縮したもの

9号

一足の第三の足指以下の一又は二の足指を失ったもの

10号

一足の第二の足指の用を廃したもの、第二の足指を含み二の足指の用を廃したもの又は第三の足指以下の三の足指の用を廃したもの

11号

胸腹部臓器の機能に障害を残すもの

 

【詳細記事】後遺障害等級13級となる症状と獲得できる慰謝料の相場

 

後遺障害等級第14級に該当する症状

第14等級に該当する症状

1号

一眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの

2号

三歯以上に対し歯科補綴を加えたもの

3号

一耳の聴力が一メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの

4号

上肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの

5号

下肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの

6号

一手のおや指以外の手指の指骨の一部を失つたもの

7号

一手のおや指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなったもの

8号

一足の第三の足指以下の一又は二の足指の用を廃したもの

9号

局部に神経症状を残すもの

 

【詳細記事】後遺障害14級の慰謝料相場と慰謝料獲得の手順​

 

後遺症が複数ある場合の等級について

交通事故で負った怪我では、後遺障害となる症状が1つだけとは限りません。後遺障害等級に該当する症状が複数残るケースもあるでしょう。

 

複数の症状がある場合には、等級を足すのではなく、重い方の等級を引き上げるのが基本形となります。後遺障害の引き上げ(併合)の認定ルールは以下のとおりです。

 

併合の認定ルール

ルール1

第5級以上に該当する後遺障害が2つ以上ある場合、最も重い等級を3つあげる

ルール2

第8級以上に該当する後遺障害が2つ以上ある場合、最も重い等級を2つあげる

ルール3

第13級以上に該当する後遺障害が2つ以上ある場合、最も重い等級を1つあげる

ルール4

第14級の後遺障害が2つ以上ある場合は、いくつあっても第14級

 

 

後遺障害の認定により請求できる損害賠償

後遺障害が認定され、等級が獲得できた場合、以下の損害賠償の請求が認められます。

 

等級の獲得により請求できる損害賠償

後遺障害慰謝料

後遺障害を負わされた精神的苦痛に対して請求できる損害賠償

逸失利益

後遺障害を負っていなければ得られていたはずの将来の収入に対する損害賠償

 

後遺障害慰謝料

後遺障害慰謝料は、等級と3種類の算出基準によって相場が決まっています。

 

等級

自賠責基準

任意保険基準(推定)

弁護士基準

第1級

1,100万円

1,600万円

2,800万円

第2級

958万円

1,300万円

2,370万円

第3級

829万円

1,100万円

1,990万円

第4級

712万円

900万円

1,670万円

第5級

599万円

750万円

1,400万円

第6級

498万円

600万円

1,180万円

第7級

409万円

500万円

1,000万円

第8級

324万円

400万円

830万円

第9級

245万円

300万円

690万円

第10級

187万円

200万円

550万円

第11級

135万円

150万円

420万円

第12級

93万円

100万円

290万円

第13級

57万円

60万円

180万円

第14級

32万円

40万円

110万円

 

大半の事故では、加害者側の保険会社が独自に定める任意保険基準が適用されています。ただ、弁護士を雇えば、慰謝料が最も高額になる弁護士基準で請求してもらうことを期待できます

 

後遺障害慰謝料は、自賠責基準と弁護士基準で金額が大きく変わります。後遺障害の等級を獲得できる可能性がある場合には、弁護士への依頼を積極的に検討されることをおすすめします。

 

逸失利益

逸失利益は、被害者の年齢・収入・後遺障害の等級などを参考に算出されます。計算式については、以下の詳細記事で解説していますので、計算方法を確認したい場合は併せてご覧ください。

 

ここでは、逸失利益の算出例を複数ご紹介します。

 

被害者の状況

逸失利益

年収500万円の37歳の男性が12等級の障害を負った場合

約1,076万円

年収550万円の42歳の男性が7等級の障害を負った場合

約4,340万円

年収600万円の47歳の男性が4等級の障害を負った場合

約6,879万円

 

 

後遺障害が認定される基準とは

交通事故によって負った後遺症が後遺障害として認定されるためには以下の要件をすべて満たす必要があります。

 

等級認定がされる基準

  • 交通事故と怪我との間に因果関係があること
  • その存在が医学的に証明・説明できること
  • 労働能力の喪失(あるいは低下)を伴うものであること
  • 損害が【自賠責基準の等級】に該当すること

 

後遺障害の認定は書類審査で行われます。そのため、後遺障害認定を申請するにあたっては、負傷についての診断書、後遺障害についての診断書、治療経過を記録したカルテ、後遺症の原因である所見についての資料(レントゲン、MRI等の画像)など、後遺症の存在を客観的に裏付けるような書類を準備して、これを提出することが肝要です。

 

このような資料をどれだけ準備できるかが、後遺障害認定のカギとなります。十分な資料によって、自賠責調査事務所が上記の基準を満たしていると認めれば、症状に応じた後遺障害認定を得ることができます。

 

 

後遺障害の2つの申請方法

後遺障害の申請方法には、以下の2種類があります。ここでは、それぞれの申請方法の特徴と、メリット・デメリットについてご紹介します。

 

後遺障害の申請方法

事前認定

加害者側の保険会社に申請手続きを一任する申請方法

被害者請求

被害者が自ら申請手続きを行う申請方法

 

事前認定

 

事前認定は、指定された書類を提出したら後の手続きはすべて保険会社任せられるので、手間がかからないのがメリットです。しかし、加害者側の保険会社は後遺障害が認定されやすくなるような、特別な配慮はしてくれません。基本的には必要最低限の資料をそろえて、これを機械的に自賠責保険に提出するのみです。

 

そのため、むちうちや高次機能障害など、他覚所見が乏しく後遺症の有無を証明することが難しい状態だと、事前認定の処理では後遺障害等級の認定を受けることが難しいようなケースも考えられます。

 

基本的には、事前認定は、検査結果や診断画像などで後遺症の存在が客観的に証明可能であるようなケースで利用するとよいかもしれません。

 

被害者請求

 

被害者請求は、ご自身で手続きを行うので手間がかかるのがデメリットです。ただ、その代わりに、被害者が自ら症状を証明するためのあらゆる資料を準備して提出することができます。

 

上記のとおり、後遺障害認定の審査は書類審査であるため、後遺症の有無を示す資料が多いほど、認定されやすいという傾向があるとされています。そのため、被害者請求によって必要十分な資料を提出できれば、事前認定よりも後遺障害認定を受けやすい、といえるかもしれません。

 

なお、この手続きは弁護士に依頼することも可能です。後遺障害の認定率を重視するのであれば、弁護士に被害者請求を依頼するのが、最善の選択肢であるといえるでしょう。

 

まとめ

ここまで、後遺障害の等級についてお伝えしてきましたが、この記事のポイントは以下の3点です。

 

  • 後遺障害の等級は自賠責基準で定められた症状のどれに該当するかで決まる
  • 後遺障害の慰謝料請求は弁護士への依頼により増額する可能性が高い
  • 後遺障害の申請方法は2種類あり、被害者請求の方が適切な等級が認定されやすい

 

ご自身の症状が後遺障害に該当するのか? どのように申請すればよいのか? などの疑問に対し、正確な判断をしたい場合は、治療を受けている病院の担当医や、弁護士などの専門家に相談するのが最も確実です。

 

なお、最近では無料相談を受け付けている弁護士も増えてきています。後遺障害に関してわからないことがある場合には、まずは法律相談をお気軽にご利用ください。

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

交通事故のトラブル解決の為に、何をどうすれば良いかわからない方へ


交通事故の9割は示談交渉で決着がつくと言われていますが、実際に自分が示談を進める際に出てくる交渉相手は、相手側保険会社の示談担当員です。

被害者自身やその家族が示談交渉に応じるのが一般的ですが、実際に何年も交通事故の示談交渉を続けてきたプロ相手に、実際の相場よりも低い金額で応じてしまい泣き寝入りをする方も多いのが実情です。

その結果、示談交渉では話し合いが進まず訴訟に発展するケースが増えています。2005年には6,035件だった訴訟件数が、2015年までの10年間で約3.24倍の19,559件に増加しているというデータがあります。

交通事故で被害に遭ったのは自分達の方なのに、適正な保障がされず、大きな後遺症が残った場合は今後の生活への不安も大きくなるでしょう。

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編集部

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