後遺障害認定を受けるのには。
私は島根県に在住です。
昨年4月に宮崎の71歳の母(1人暮らし)がセンターラインのある信号機なしの横断歩道付近で左から来た車に跳ねられる人身事故に遭いました。
宮崎医科大学へと搬送されました。
外傷性クモ膜下出血、急性硬膜下血腫、外傷性気胸、左肋骨全骨折、骨盤骨折、左上腕骨及び橈尺骨骨折、多発外傷の診断でした。左上腕骨はワイヤー、左前腕骨折はプレート固定の手術をしました。現在も左手首の痛み、震えがあり、不自由です。
車椅子、オムツ使用中です。
暴言、暴力、拒否という 症状も診られ、整形も含めて精神科の病院へ転院(頭部外傷後遺症、外傷性続発性水頭症の診断)になり入院中です。自分が事故にあった事は、全くわかってません。
事故後4回ほど帰省しましたが、段々と発語も少なく感じます。
同病院内で急性期病棟より回復期病棟へと移動しました。リハビリも一進一退のようです。
精神薬服用で、肝機能が悪くなるので、中断したところ やはり興奮する事があるようです。
主治医の先生より症状固定かなと考えてますと言われたので後遺障害認定を受けようかと思います。
このまま、保険会社に言って良いか、弁護士の先生に相談をした方が良いのか分かりません。
島根と宮崎で離れているので、何か良い方法があれば教えて下さい。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
母上が大きな交通事故に遭われ大変ご苦労されているようですね。心中お察し申し上げます。 本...
本件についてですが、状況から言って、症状固定と思われます。
いずれは保険会社に申し出ることにはなりますが、適正な示談金額の算定や、示談するに当たっては母上の状況からすると、成年後見人を付ける必要があることも考慮すれば、それからの手続きについて、一度、弁護士へ相談するのがベターと考えます。
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住所 | : | 東京都港区虎ノ門2-5-21寿ビル7階 |
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対応地域 | : | 全国 |
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今回の事故について、お母様、ご家族の皆様のご心痛いかばかりかと拝察いたします。 暴言や、...
暴言や、障害のご認識がないという点から考えると、お母様の症状は、高次脳機能障害といわれる後遺症かと思われます。
高次脳機能障害が後遺障害として正しく認定されるためには、被害者の方の状況を正しく伝える必要があります。
そのための書面として、ご家族や介護担当者の方が作成する書類が「日常生活状況報告」です。
「日常生活状況報告」の書式にも自由記載欄がありますが、この欄だけでは、被害者の方の病状を細かく記載することができません。
「日常生活状況報告」の別紙という形で、より詳細な報告書を提出することをお勧めします。
この書面には、高次脳機能障害により日常生活で苦労していること、以前の状態と変わってしまったことを分かってもらうために、なるべくたくさんの具体的なエピソードを書いてください。
高次脳機能障害については、家族の方が作成する日常生活状況報告書にどのような記載をするかなどにより、
獲得できる等級に差が出る可能性がありますので、後遺症認定を申請する前に弁護士に相談された方がよいかと存じます。
他にも、手首の痛みなどの症状についても後遺障害等級がとれるかを検討した方がよいと思います。
なお、高次脳機能障害であるとすると、嗅覚障害や味覚障害、ものが二重に見えるなどの目の障害を併発していることもあります。
この点もお母様に確認いただいたほうがよろしいかと存じます。
(高次脳機能障害の専門サイトを作成しておりますので、ご参考になれば幸いです http://www.koujinou-jidan.net/)
よろしければ一度、お電話いただければ、可能な範囲でアドバイスさせていただきます。
ご参考になれば幸いです。
弁護士法人勝浦総合法律事務所
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大手企業法務事務所で学び、地方の弁護士も経験した「身近で頼れる弁護士」です
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