佐藤法律事務所

裁判をすることが不利に働くケースもあります

交通事故の処理というと、裁判を中心に置いて考えがちです。

しかし、実際には、裁判をすることが必ずしも良い結果につながるとは限りません。詳しい事故状況や争いの種になる点を総合的に検討した結果、裁判ではなく示談で決着した方がいいと判断する場合もあります。
 

例えば、裁判になった場合には､相手方から後遺障害等級を争われることが予想されるようなケースです。示談交渉の時点では何も争ってこなかった相手方が、裁判になって後遺障害等級を含め全面的に争ってきた結果、示談交渉の際に提示された損害賠償額よりも低い金額で決着することもあります。
 

また、裁判を起こせば労力やコストがかかります。それよりも、交渉を選択し、これにより早期に解決し、納得のいく金額を受け取れるということもあるでしょう。必ずしも裁判という手段に訴えることが正解とは限らないのです。

事案に合わせた選択肢を提案します

さまざまな解決方法がある交通事故事案では、広い視野をもって解決策を選ぶことが重要です。ご依頼者様のご要望により近いかたちで解決するために、当事務所では、具体的な事案に合わせて多様な選択肢の中から、最適だと思われる手続きを提案します。