事故の状況
高齢の方が事故に遭い、意識不明の重体となった事例です。
依頼内容
事故直後に被害者のご家族がご相談に来られ、事故対応全般のアドバイスと民事上での賠償請求を行ってほしいとのご依頼を受けました。
対応と結果
当職は、はじめに加害者の刑事裁判が終わるまでの対応をサポートしました。
被害者参加制度は利用しませんでしたが、捜査機関や加害者への対応について助言をさせていただいたほか、刑事裁判の傍聴に同行し、判決結果の説明を行いました。
その後、後遺障害等級認定の手続きを行い、回復の見込みがない遷延性意識障害として、後遺障害等級1級1号が認定されました。
この結果を受けて、訴訟により解決する方針が決まりました。
被害者本人に変わって訴訟を行うため、成年後見人を立てたうえで、訴訟対応を行いました。
訴訟では、被害者の余命や付添看護料について被害者側から主張がされ、強く争われましたが、最終的に総額1億円の賠償金を獲得し、解決へと至りました。