事故の状況
相談者が青信号で自転車で横断歩道を横断中、右折してきた乗用車と衝突する事故が発生した。
依頼内容
過失割合に争いはなく、損害額についての交渉が焦点となりました。
保険会社から提示された賠償額は
治療費:全額
通院交通費:全額
休業損害:65万円
通院慰謝料:90万円(通院期間9カ月)
後遺障害慰謝料:200万円
後遺障害逸失利益:234万円
でした。
提示された損害額が妥当か判断がつかず、相談者は弁護士に見積もりを依頼しました。
その結果、提示額が不当に低いことが判明し、弁護士による増額交渉を依頼することになりました。
対応と結果
弁護士の介入により、保険会社から提示された賠償額が大幅に増額され、
休業損害:65万円 → 92万円
通院慰謝料:90万円 → 139万円
後遺障害慰謝料:200万円 → 420万円
後遺障害逸失利益:234万円 → 445万円
合計507万円の増額が実現しました。
訴訟を選択した場合、逸失利益についてさらに高額な賠償が認められる可能性もありましたが、同時に賠償額が低くなるリスクもありました。
そのため、弁護士と相談者は慎重に判断を行い、この金額で示談することを選びました。
後遺障害等級の高い認定を受けている場合、保険会社の提示額と実際に妥当とされる金額の間には数百万円もの差が生じることが少なくありません。
弁護士が介入することで訴訟に至らずとも増額が認められるケースが多いため、保険会社から提示があった際には自己判断せず、まず弁護士に相談することをお勧めします。
交通事故でお悩みの方は、現在の状況をしっかりと把握し、最適な対応を行うためにも、ぜひ当事務所にお気軽にご相談ください。