事故の状況
信号機のない交差点で、自転車と四輪自動車とが出会い頭で衝突した事故でした。自転車を運転していた依頼者は、全身打撲の怪我を負いました。
依頼内容
胸骨部分の骨折は治りましたが、痛み等の自覚症状が残りました。そこで、相手方の任意保険会社を通じて後遺障害の事前認定を受けましたが、後遺障害等級には該当しないとの結果でした。その後、非該当を前提として保険会社から賠償金額の提示を受けたところ、この金額で妥当かどうかをお知りになりたいとのことで、ご相談にいらっしゃいました。
対応と結果
"自賠責調査事務所が非該当と認定した理由を検討した結果、認定を受けるためのポイントとしては、胸椎圧迫骨折後の変形障害の有無でした。そこで、異議申立においては、変形障害を裏付ける画像所見を中心に、胸部の自覚症状に関する日常生活報告と併せて行ったところ、11級7号の認定を受けました。
認定後の保険会社との交渉において、後遺障害逸失利益が争点となりましたが、後遺障害が今後の就労に与える影響を具体的に主張した結果、適切な金額で和解することができました。"