事故の状況
四輪自動車同士の衝突事故が発生し、そのうちの1台が歩行中の依頼者に衝突してしまった事故でした。(加害者が2者の交通事故です)
ご依頼者様は、重傷を負われ、入院約3ヶ月を含めて、治療期間は約1年にも及びました。後遺障害箇所は、6ヶ所にも及びました。長期間の入院の影響で、右股関節や右足関節にも後遺障害(併合7級)が残ってしまいました。
加害者側保険会社からは、加害者が2者であったため、後遺障害に関する賠償額は自賠責基準の2倍(1900万円)の提案がありました。
依頼内容
示談交渉では、後遺障害等級認定、過失割合(依頼者の過失なし)について争いはなく、損害賠償額、特に、後遺障害逸失利益と後遺障害慰謝料の金額が問題となりました。
複数個所にわたる重篤な後遺障害が残ってしまったことに加え、将来的に、症状が悪化する可能性もありましたので、これらの点を粘り強く主張し、結果として、400万円の増額した形(2300万円)での示談締結に成功しました。
対応と結果
【櫻田弁護士からのコメント】
特殊な事故態様で、自賠責基準の2倍相当額の賠償の提案があったことから、弁護士受任前の提示としては、必ずしも低額に過ぎるというものではありませんでした。
しかしながら、特に、後遺障害逸失利益と後遺障害慰謝料の点でさらに増額できる可能性があったことから、その点を中心に交渉をし、予定通りの結果を出すことができました。
受任後約2ヶ月での早期解決となり、依頼者は満足されていました。