事故の状況
自転車でゆるやかなカーブになっている道路の右側を走行していたところ、カーブの出口付近で後方から来た乗用車に左側から衝突され、乗用車と右側の障害物に挟まれて転倒してしまいました。
依頼内容
事故から約1年半が経過しても、痛みは依然として残っており、右腕もうまく上がらない状態でした。
医師からそろそろ症状固定の時期であると告げられたとき、自分の身体に残っている痛みが後遺症という扱いになることは知っていました。
しかし、詳しいことまではわからなかったため、専門家に相談しようと思い、当事務所にご依頼をいただきました。
対応と結果
弁護士は、症状固定を迎えた依頼者の方の後遺障害診断書をはじめとする、後遺障害等級の認定申請に必要な書類や、認定のために有効と考えられる資料を収集し、入念な申請準備を行いました。
そうして後遺障害等級の認定申請を行った結果、依頼者の方は14級9号の認定を受けることができました。
その後の示談交渉においては、当初は低い示談金額しか認めなかった保険会社も、弁護士の粘り強い交渉によって、最終的に裁判所基準に近い金額で承諾。後遺症慰謝料は裁判所基準の満額を獲得することができました。
逸失利益については、依頼者の方の調理師という職業柄、右肩と右手指受傷の影響が大きく、事故以前のように仕事ができなくなったという事情から、10年の労働能力喪失期間を認めさせることに成功しました。