事故の状況
乗用車を運転中、駐車場に入るため、左折のウインカーを出して減速をしたところ、それに気づかなかった後方車両に衝突されてしまいました。
依頼内容
治療やリハビリを続けても、左肩や首の痛みは思うように回復しませんでした。
賠償金のことなど、今後についてさまざまな不安を抱いたため、弁護士に話を聞いてみたいと当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
ケガの症状を伺った弁護士は、このまま痛みが残った場合、後遺障害等級が認められる可能性が高いことをお伝えしました。
また、治療中からアドバイスをさせていただくことや、後遺障害の等級認定申請の手続、示談交渉をお引き受けする旨をご説明しました。
ご依頼後、弁護士は治療のアドバイスをするとともに、依頼者の方が治療に専念できる環境づくりに励みました。
その後、依頼者の方は症状固定を迎えましたが、残念なことに左肩の痛みは完治しませんでした。
そこで弁護士は、MRI画像などの必要な検査資料を用意し、後遺障害の等級認定申請を行いました。その結果、左肩鎖関節脱臼後の左鎖骨の変形障害が認められ、後遺障害12級5号の認定を受けることができました。
続けて、弁護士は相手方の保険会社との示談交渉を開始。当初、保険会社は依頼者の方が仕事に復職していることを理由に、逸失利益を認めませんでした。しかし弁護士は、依頼者の方は重い荷物を持つ作業が多く、左肩の激痛に耐えながら仕事を続けており、逸失利益が認められるべきだと鋭く反論しました。
その結果、主張が認められて430万円以上の逸失利益を獲得。賠償金の総額は980万円以上となり、示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。