事故の状況
相手方の運転する車にはねられ、お亡くなりになった死亡事故です。相手方は運転中によそ見(わき見運転)をしていました。
依頼内容
相手方や保険会社とのやり取りをご遺族だけで続けることが大きな負担となり、弁護士費用特約を使って当事務所にご依頼されました。
対応と結果
①対応
ポイント1:ご遺族に代わって、相手方とのやり取りをすべて引き受けた
死亡事故では、相手方の保険会社との交渉に加え、相続人(ご遺族)の確定や必要書類の準備など、慣れない手続きが数多く生じます。当事務所は、これらの窓口をすべて引き受け、ご遺族が相手方と直接やり取りせずに済むように対応しました。悲しみのなかで手続きに追われることのないよう、配慮しながら進めました。
ポイント2:事故後の悪質な対応を、慰謝料の増額事由として主張した
慰謝料は、亡くなった事実そのものだけでなく、事故の悪質性によって増額が認められることがあります。本件では、相手方が事故を起こした経緯や、その後の対応の問題点を具体的に整理し、一般的な死亡事故に比べて悪質性が高いことを正面から主張しました。亡くなったご本人の無念と、ご遺族の深い苦しみを、賠償にきちんと反映させることをめざしました。
ポイント3:若さをふまえ、逸失利益を適正に積み上げた
亡くなられたのは20代の若い方でした。本来であれば、これから何十年と働き、人生を歩んでいくはずでした。当事務所は、その将来をふまえ、長い就労可能期間を見込んで逸失利益を算定し、適正な金額を主張しました。
ポイント4:過失割合について、刑事記録をふまえて主張した
過失割合も重要な争点でした。当事務所は、確定した刑事事件の記録などを取り寄せて事故の状況を確認し、相手方の過失が重いことを裏づけました。そのうえで交渉を重ね、訴訟によらずに示談を成立させました。裁判を避けられたことは、ご遺族がこれ以上長く事故と向き合い続けずに済むという意味でも、大切な点でした。
②結果
・ご相談前
ご遺族だけで対応・見通し不透明
・解決後(示談成立・概算)
約6300万円
慰謝料の増額事由や逸失利益、過失割合について主張を尽くした結果、相手方の保険会社との間で、訴訟によらず約6300万円で示談が成立しました。
どれだけの賠償を受けても、失われた命が戻ることはありません。それでも、ご遺族が直接つらいやり取りを続けることなく区切りをつけられたことには、一定の意味があったと考えています。ご遺族からも、ようやく前を向くきっかけになったとのお言葉をいただきました。
③対応弁護士からのコメント
死亡事故は、交通事故のなかでもとくに重く、ご遺族のお気持ちに最大限の配慮が求められる事案です。悲しみのなかで、相手方や保険会社とのやり取り、相続の手続き、刑事手続きへの対応まで重なり、ご遺族の負担は計り知れません。
また、死亡事故の賠償では、慰謝料や逸失利益をどの基準で算定するか、事故の悪質性をどこまで反映できるか、過失割合をどう評価するかによって、結果が大きく変わります。これらを一つひとつ丁寧に主張していくことが、弁護士の役割です。
私たちは、ご遺族に代わって相手方との交渉をすべて引き受け、ご遺族が少しでも穏やかに過ごせるよう努めます。大切なご家族を亡くされ、何から手をつければよいか分からないとお悩みの方は、どうか一度、私たちにお聞かせください。
※本事例は個別の事案であり、同様の結果を保証するものではありません。結果はご相談時の状況や条件によって異なります。
ネクスパート法律事務所 仙台オフィス
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