事故の状況
Nさんは、歩道を歩いていたところ、車が猛スピードで歩道に乗り入れてきて、後方からはねられてしまいました。
依頼内容
Nさんはすでに14級9号を取得済みでしたが、等級に納得がいかないということで、ご相談にいらしました。
お話を聞いて、各種資料を確認したところ、12級が妥当だと確信し、後遺障害認定結果に対する、異議申立てをしてみる、ということでご依頼を受けました。
対応と結果
まず、主治医との面談をし、診断書の書き直しをご依頼しました。その上で、MRIやレントゲン等の画像を検証し、それに対する意見書を作成しました。また、Nさんの日常生活における不便な点を、丁寧に書き起こして書面化しました。
その結果、異議申立てにより、無事に12級が認定されました。
後遺症等級確定後、保険会社側と交渉を重ね、最終的に合計約1100万円の損害賠償金で合意できました。
後遺症等等級の申請にあたっては、事故状況・治療状況等を丁寧に分析した上で、どのような等級が相当であるかを考えておく必要があります。また、一度目の申請で結果が芳しくない場合でも、あきらめずに異議申立てすることも重要です。