事故の状況
乗用車を運転中に赤信号で停止していたところ、後方から乗用車に追突されてしまいました。
依頼内容
約半年間の通院治療を行い、ようやく症状固定を迎えましたが、残念ながら左腕にしびれや痛みが残ってしまいました。
そこで、後遺障害の等級認定申請を行ったところ、「局部に頑固な神経症状を残すもの」として12級13号、「局部に神経症状を残すもの」として14級9号と判断されて、併合12級が認められました。
ほどなくして、加害者側の保険会社から示談金額の提示が口頭でされましたが、このまま示談に応じてよいのか疑問に感じました。
そこで、今後の流れやどのような賠償金を受け取ることができるのか、交通事故の被害に詳しい弁護士に一度相談してみたいと考え、当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
資料を確認した弁護士は、保険会社が提示している示談金は自賠責保険基準であり、賠償金としては最低限の金額であり、増額できる可能性があることをご案内しました。
相談者の方は、自分で保険会社と交渉するのは難しいと考えて、当事務所にご依頼くださいました。
ご依頼後、弁護士はすぐに確定申告書などの資料を収集し、示談交渉を行いました。
逸失利益については、事業所得額をもとに算出して交渉を進め、当初、運動能力の喪失年数は3年で提示されましたが、粘り強い交渉によって7年まで認められ、590万円以上となりました。
さらに、後遺症慰謝料は260万円以上、入通院慰謝料は100万円以上が認められて、最終的な賠償金の総額は約9.5倍に増額されて1,070万円以上で示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。