事故の状況
乗用車を運転中、信号待ちで停車していると、後方から前方不注意の乗用車に追突されてしまいました。
依頼内容
約3ヵ月におよぶ治療を続けましたが、ある日、加害者側の保険会社から治療費の打ち切りを告げられてしまいました。
そして、クビにまだ痛みを感じていたため自費で通院を続けていたところ、保険会社から示談金額が提示されました。
まだ治療中であることと示談金額が妥当なのかということで不安になり、交通事故に詳しい弁護士の意見を聞きたいと、当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
当事務所の弁護士はいただいた資料を拝見し、まず、クビの痛みは後遺障害に認定される可能性があることをお伝えしました。
提示された示談金額については、休業損害が支払われていないことをはじめ、全体的に裁判所基準(裁判をしたならば認められる基準)よりも低額であるため、弁護士が交渉することで増額となる可能性があることをご説明しました。
ご依頼を受けた弁護士は、早速、医師に後遺障害診断書の作成を依頼するなどし、後遺障害の等級認定に必要な書類をそろえて申請を行いました。
その結果、Kさんは14級9号の認定を受けることができました。
認定後は、すぐに相手方の保険会社との示談交渉を始めました。相手方の保険会社も弁護士を付けて示談交渉に臨んでいましたが、依然として休業損害を認めようとしませんでした。そこで、弁護士は依頼者の方の勤務先に休業損害証明書を発行してもらい、その書類を基に粘り強く交渉を行った結果、休業損害を認めさせることに成功しました。さらに、後遺障害の等級認定が認められたことを主張し、後遺症慰謝料や逸失利益の獲得にも成功しました。最終的に賠償金の総額は、最初に提示された金額の2.9倍以上である450万円以上で示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。