事故の状況
自動二輪を運転していた被害者男性は、四輪車に衝突されて怪我を負いました。
依頼内容
被害者は右足の関節内骨折と右下肢の後脛骨筋腱損傷を負ったことで、足首の可動域が制限され、また、足関節から足指にかけて痛みや知覚過敏が残ってしまいました。
非常に珍しい症例であることを医師から聞いた被害者の父は、適切に後遺障害等級認定が受けられるのか不安に感じ、リンクスにご相談いただきました。
対応と結果
足首の可動域制限に関しては後遺障害10級を獲得出来る可能性がありました。
弁護士自ら医師に依頼を行い、日本整形外科学会が制定する適切な測定法にて可動域を測定してもらいました。
また、足全体の痛みやしびれ、知覚過敏といった症状は神経の損傷が原因であると推測されたため、筋電図検査や、筋萎縮の有無の確認を行い、神経が損傷しているという事実を証明しました。
こうした検査は治療に直接関わることはありませんが、弁護士から医師に依頼したことで検査が受けられるようになりました。
結果、足首の可動域制限に関しては10級、足の神経損傷に関しては12級、併合して9級の後遺障害等級が認定されました。
これらをもとに保険会社と示談交渉を行った結果、4120万円余りの示談金を獲得することが出来ました。