交通事故で生活が一変…【鬼滅の刃】から学ぶ逆境の乗り越え方

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公開日:2020.10.29  更新日:2020.10.30
その他 弁護士監修記事

交通事故で生活が一変…【鬼滅の刃】から学ぶ逆境の乗り越え方

 

交通事故の被害にあったことで以前より不自由な生活をしています。加害者の信号無視が原因です。怪我が思うように治らず、日常生活では不便なシーンが増えて仕事もはかどりません。加害者が交通ルールを守っていればこんなことにはならなかったと思ってしまいます。この状況を脱するにはどうしたらよいのでしょうか?

交通事故で生活が一変した、という方は少なくありません。被害にあった方の中には「加害者がよそ見していなければ…」「加害者が信号無視をしていなければ…」と相手に憎悪の感情を抱いている方もいるでしょう。

怪我をしたことによって気分が塞ぎ込んでしまっている方もいるかもしれません。

法的措置や各種手続きを行っていくことはもちろん前提として、より早く立ち直る方法はあるのでしょうか。

交通事故弁護士ナビ編集部は、『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方の著者である大東文化大学社会学部社会学科助教の井島由佳先生に逆境の乗り越え方について取材を行いました。

交通事故にあってネガティブな思考が強くなってしまった…という方は、ぜひアドバイスを参考にしてみてください。

インタビューしたのは・・・

 

井島由佳先生

大東文化大学社会学部助教。博士(学術)。心理・キャリアカウンセラー。専門は教育心理学、キャリア心理学。最新著 『「鬼滅の刃」流強い自分のつくり方』(アスコム)。

 

まず現実を受け入れてから、少しずつ丁寧に解決を

アシロ取材班

「怪我が思うように治らず、仕事もうまくいかず、生活が変わってしまった…」と落ち込んでいる方がいらっしゃいます。事故発生状況報告書や診断書の提出など煩雑な手続きに追われながら怪我の治療も並行しなければならず、精神的な負担に心が折れてしまう方もいらっしゃいます。より早くに状況を好転させるには、どのようなことを意識して過ごすべきでしょうか。先生のお考えを聞かせてください。

井島先生

苦しい状況の中でも視点を変えていくことが大切ではないでしょうか。

今の自分にできることは何なのか」をよく考えて、目の前のことに立ち向かいましょう。

鬼滅の刃の主要人物である炭治郎、善逸、伊之助も「自分にできることは何か」を考えて行動することでよい結果を導き出しています。

交通事故自体はとてもショックな出来事ですよね。しかし、状況を恨んでしまったり、塞ぎ込んでしまったりすればメンタルもフィジカルも安定しないのではないでしょうか。

【目の前にある問題は何か。自分はなにをしようとしているのか。今、どういう状況に置かれているのか。そういったことを具体的に頭に浮かべたり、書き出したりしてみます。そうすることで、考えるための材料がそろい、目の前にある問題を解決する方法を考えやすくなります。―『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方より抜粋】

 

アシロ取材班

今の自分が抱えている問題を洗い出し、一つひとつ丁寧に解決していくということですね。

井島先生

そうですね。交通事故によって生活に不便が生じることがありますが、そのような状況を有効活用してみましょう。

例えば、炭治郎は蝶屋敷での休息を鍛錬にあてています。怪我をして困難な状況であっても、「普段できないことをしよう」と前を向いて行動していました。

交通事故にあって「これからどうしたらよいのだろう」と悩む気持ちもあるかもしれませんが、現実を受け止めて前を向いた時にこそ、状況が変わってくるかもしれませんね。

交通事故加害者に対して必要以上に恨むことは建設的ではない

アシロ取材班

交通事故被害者の中には、加害者に対して強い怒りを感じることでメンタルに悪影響が生じるケースもあるようです。このような方に対して、何か先生からのアドバイスはありますか?

井島先生

交通事故にあったことで「どうしてこんな状況になったのだろう」「なんで仕事を休まなきゃいけないのだろう」と思うこともあるかもしれません。

私自身、相手側の過失で交通事故に巻き込まれた経験が何度かあります。具体的には相手方の信号無視が原因の事故や、スマホ運転による一方的な衝突です。

前者の事故では車対車で私側の過失がゼロという状況でした。相手側がこちらに不利益な対応をする方でしたが、保険屋さんと家族の頑張りもあってよい結果になったと思います。

事故にあった当時は相手の過失を責めて塞ぎ込んでいましたが、状況を受け入れることによって前向きになって気持ちも明るくなりましたし、体の回復も進んだように思います

鬼滅の刃において、炭治郎は鬼という厄災にあっている状況です。そのような理不尽な状況にあっても鬼そのものの人格を否定せずに理解しようとしています。相手を理解して行動しているからこそ前に前にと進んでいけるのでしょう。

炭治郎のように相手を理解しようとする気持ちが大切です。必要以上に恨むことは自分にとってデメリットになるかもしれませんね。

【憎しみや恨みの感情をグッと堪え、相手を許そうと努力する。できるだけ根に持たないようにする。そう心がけるだけで余計なエネルギーを消耗することもなくなります。―『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方より抜粋】

 

アシロ取材班

炭治郎が鬼に対して涙を流すシーンもありましたよね。交通事故状況や加害者のことを、ある程度受け入れることが必要になるのかもしれませんね。

井島先生

交通事故加害者に対して責めたいところはあるかと思いますが、相手を責めすぎることは建設的な選択とは言えません。負の状態に縛られず、炭治郎のように前を向いて状況を好転させていけることを願います。

辛い状況下でも、考えること・素直でいることが重要

アシロ取材班

前向きな姿勢というのは一種の強さであるように感じられますよね。炭治郎のように前向きな姿勢を貫くために必要なことはありますか?

井島先生

炭治郎はどのような場面でも「考えること 」「素直でいること」を実践しています。通常であれば突っ掛かってしまうような主張であっても、炭治郎は素直に聞き入れるのです。これが、炭治郎の強さに繋がっているのかもしれません。

【素直に人の言うことを聞く。素直に前を向く。素直に相手の強さを認める。この姿勢が、炭治郎が強くなる源泉になったのは間違いありません。―『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方より抜粋】

 

井島先生

不幸に見舞われた方の多くが「怪我はあったけれども、命までは取られていない」と仰っています。苦しい状態で自分自身に価値がないように感じてしまうこともあるかもしれませんが、「生きているのだからまだ何かできる」とご自身を奮い立たせてみることも考えていただけるといいなと思います。

アシロ取材班

落ち込むだけで終わらせず、適切な対応をしつつ、前向きな姿勢で少しずつでも進むことが重要ということですね。

井島先生

保険屋さんの対応があるからといってご自身の負担がゼロになるわけではありませんし、交通事故の状況によっては大変な苦労がありますよね。

しかし、周りを見渡せば家族、友人、弁護士など助けてくれる人が必ずいるはずです。力を貸してくれる人の存在に感謝の気持ちが出てくると、メンタルだけでなくフィジカルも好転していくでしょう。

どのような状況にあっても炭治郎のように素直な心で真っ直ぐに前を向き、支えてくれる人への敬意を忘れずにいたいですね。

井島先生の著書はこちら

 

『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方

出版社:アスコム

大人気漫画「鬼滅の刃」は状況を好転させる・折れない心を作るための教科書だった!?キャラクターの立ち振る舞いを現代に必要な考え方に落とし込んで解説された、どんな人でも前向きになれる一冊です。

電子版・オーディオブックも発売中!

この記事の監修者
交通事故弁護士ナビ編集部
編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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