事故の状況
自転車で走行中、後方から来た乗用車に追突されるという事故に遭ってしまいました。
依頼内容
約半年の通院後、症状固定を迎えましたが、残念ながら背中から膝にかけて痛みが残ってしまいました。
そこで、後遺障害の等級認定申請を行ったところ、「脊柱に変形を残すもの」として11級7号、左臀部痛について「局部に神経症状を残すもの」として14級9号が認められ、併合11級が認定されました。
ほどなくして、相手方の保険会社から示談金額の提示がありましたが、逸失利益が提示されていないことに疑問を持ちました。
そこで、この提示が適正な示談金額かどうか、交通事故に詳しい弁護士に聞いてみたいと考え、当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
弁護士はいただいた資料を拝見し、事故により家事に支障が出ているのに逸失利益がまったく提示されていないこと、入通院慰謝料や後遺症慰謝料などについても低額であること、弁護士の交渉により増額する可能性があることをご説明したところ、正式にご依頼いただくことになりました。
ご依頼後、弁護士はさっそく、保険会社との示談交渉を開始しました。
まず、逸失利益について、家事への影響を具体的に伝えて粘り強く交渉した結果、200万円以上を獲得しました。
また、入通院慰謝料や後遺症慰謝料について、裁判所基準(裁判をしたならば認められる基準)を参照して増額するよう主張したところ、入通院慰謝料、後遺症慰謝料のいずれも裁判所基準の満額を獲得し、賠償金の総額は、保険会社の提示金額から約1.9倍となる850万円以上で示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。