事故の状況
片側一車線の交差点を自転車で横断していたところ、左側から走行してきた乗用車に衝突されてしまいました。
依頼内容
約1年間の治療を行い、ようやく症状固定を迎えましたが、残念なことに嗅覚が悪くなり、物忘れの多さや頭痛などの症状も残ってしまいました。
そこで、後遺障害の等級認定申請を行ったところ、記憶障害が脳外傷による高次脳機能障害とされて7級4号、嗅覚減退について14級相当が認められて、併合7級が認定されました。
被害者の方のご両親は、これからどうすればいいのか不安であり、また保険会社とのやり取りを煩わしく感じていました。
そこで、交通事故に詳しい弁護士に一度話を聞いてみたいと思い、当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
弁護士は、依頼者の方のご両親からいただいた資料を拝見し、被害者の方の将来のために尽力するとお伝えしました。
また、保険会社との交渉はすべて弁護士が行うため、煩わしいやりとりがなくなり精神的な負担が軽減されることをお伝えしたところ、正式にご依頼いただくことになりました。
ご依頼後、弁護士はさっそく保険会社と示談交渉を開始しました。
ご両親は、被害者の方が生活していくうえで将来にわたって後遺障害が影響することを非常に心配されていました。
そこで、裁判所基準(裁判をしたならば認められる基準)に基づき、逸失利益や後遺症慰謝料、将来治療費などを認めさせるように医療照会などを行って粘り強く交渉しました。
その結果、逸失利益と将来治療費につき、当事務所が提示した満額を認めさせることができ、最終的な賠償金は4,880万円以上となって示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。