事故の状況
横断歩道を自転車で走行していたところ、左折してきた前方不注意の乗用車に衝突されてしまいました。
依頼内容
10ヵ月以上に渡って治療を続け、ようやく症状固定を迎えましたが、残念なことに骨折箇所の変形や、首から肩にかけての痛みが残ってしまいました。
そこで、これらの症状について後遺障害の等級認定申請を行ったところ、併合11級が認定されました。
ほどなくして、加害者側の保険会社から示談金額の提示がありましたが、提示された金額が妥当なものか判断できず、今後について不安でいっぱいでした。
そこで、交通事故に詳しい弁護士に一度話を聞きたいと思い、当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
弁護士がいただいた資料を拝見し、保険会社が提示した賠償金額の総額はかなり低く、特に後遺症慰謝料や逸失利益が低額であるため、弁護士が示談交渉することで増額となる見込みがあるとご説明しました。
ご依頼後、弁護士はすぐに保険会社との示談交渉を開始しました。
逸失利益について、一切支払いを認めない相手方に対し、弁護士は、事故によるケガの影響で以前のように仕事ができなくなったため、労働能力の喪失年数の原則である67歳まで認めるよう強く主張しました。
さらに、後遺症慰謝料についても裁判所基準(裁判をしたならば認められる基準)を基に増額を求め、粘り強く交渉しました。
その結果、当事務所の主張が認められ、逸失利益は0円から600万円以上に増額となり、後遺症慰謝料は裁判所基準の満額を獲得することに成功しました。
最終的に賠償金の総額は最初に提示された金額から760万円以上の増額となる1,530万円以上で示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。