事故の状況
自動車を運転中に交差点で赤信号のため停車していたところ、後方から追突されてしまいました。
依頼内容
依頼者の方は飲食店を営んでおり、その売上は年間1,000万円を超えていました。
しかし、事故後は頸部等の痛みのみならず、後頭部の違和感、両耳の閉塞感、不眠・めまい、パニック障害などの諸症状に悩まされ、ついに廃業してしまいました。
そこで、当事務所とは別の弁護士に最初は依頼されましたが、その弁護士には思うように動いてもらえず、さらにパニック障害などの影響もあって不安は募るばかりでした。
「今後どうなってしまうのだろう」、「適正な賠償を受けることができるのか」といった疑問に悩まされるようになり、その解決のために当事務所へご相談いただきました。
対応と結果
ご依頼をいただいた直後、後遺障害の等級認定の結果が出ました。ただ、頸部痛については14級9号、そのほかのめまいやパニック障害などの症状については非該当でした。
当事務所は、このような結果に対して異議申立てを行いましたが、残念ながら結果を覆すには至りませんでした。
しかし、めまいやパニック障害により多大な負担を強いられた依頼者の方のご希望を最大限に考えて、示談交渉を粘り強く実施。
事故の原因によるめまいやパニック障害の症状が身体にどれだけ影響を与えているか、また事業にどれだけのダメージを与えたのかについて、保険会社へ主張した結果、適正な額の賠償金を得ることができました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。