事故の状況
乗用車を運転中に信号待ちをしていたところ、後続の車に追突されてしまいました。
依頼内容
事故により、頸椎捻挫(むち打ち)のケガを負ってしまいましたが、当初、保険会社は休業損害を一切認めませんでした。
主婦として家事労働をしながらパートでも収入を得ていた相談者の方。何度も仕事を休むことを考えましたが、パート先にかける迷惑や、解雇される危険を考えて結局一度も仕事を休みませんでした。その頑張りが裏目に出てしまい、保険会社は「パートを一日も休まなかったなら、家事にも支障はなかっただろう。だから、休業損害は発生していない」と主張。
しかし実際は、通院や、無理して仕事をしていたため、家事がほとんどできずにいました。相談者の方はこのような状況のなか、当事務所にご相談くださいました。
対応と結果
当事務所の弁護士は、休業損害は認められる可能性が高いとアドバイスしました。
依頼者の方が保険会社とやり取りをしたところ、保険会社は、休業損害は認めたものの、提示されたのはわずか約28万円でした。休業損害を認めた分、通院慰謝料については従前の提示金額よりも減額してきたのです。依頼者の方は、実際は損害が生じているのに賠償してもらえない理不尽な結果に納得できませんでした。そこで、正式にご依頼いただいた当事務所の弁護士は、粘り強く保険会社と交渉を重ねました。
その結果、通院慰謝料は約98万円に増額。休業損害についても、当初の提示額の約1.7倍である約47万円への増額を認めさせることができました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。