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不手際な道路整備の指示にイライラ!従わないとどうなるの?

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公開日:2020.8.19  更新日:2022.3.15
交通違反 その他 弁護士監修記事

不手際な道路整備の指示にイライラ!従わないとどうなるの?

道路工事や電話工事、その他災害時などでは、交通整理員が自動車を誘導することがあります。とくに片側一車線通行の場合は、整理員の指示に従うことが一般的です。

 

従わねばならない交通整理員ですが、場合によっては「間違っている」「従わなくてもいいのではないか」と感じることもあります。そんなとき、車のなかでイライラしてしまう人もいるはずです。

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無視したらどうなる?

交通整理員の指示に従う必要を感じない場合、無視したくなってしまいます。仮に指示を無視した場合、法的責任を問われることはあるのでしょうか?

 

工事などで民間が行っている交通整理員については、法的に従わなければいけないという義務はありません。これは運転者が安全を確認する1つの手段にすぎないためで、「従う・従わない」は運転者に委ねられていることになります。

 

当然交通整理員の指示に従わず、事故に至った場合は自己責任です。一般的には道路状況を見て安全を考える交通整理員ですから、従ったほうがいいことは間違いありません。

 

警察官の交通整理は義務有

民間の交通整理員には従う義務がありませんが、緊急事態などに行う警察官の交通整理には、道路交通法上従う義務があります。これを無視すると、罰せられることになりますので注意が必要になります。

通常無視するケースは少ないと思われますが、仮に「従わなくてもいい」と感じた場合は、相手を見て判断することが重要です。

 

事故が起きたらどうなる?

次に気になるのは、交通整理員に従って、事故を起こした場合です。誘導通り進み事故になれば、損害賠償を請求したくなるものです。そのようなことは可能なのでしょうか?

 

交通整理員に従い事故になった場合、当然交通整理員にも過失が発生します。法律的には共同不法行為となり、双方が責任を追うことになります。事故を起こした張本人の運転者が責任を取らないということは、ありません。

 

まとめ

交通整理員に「従わなくてはならない」という法律はありません。したがって「無視しても問題はない」ということになります。ただし警察官が整理していた場合は、法律的に従わねばなりませんので注意が必要です。

 

また、法律的に従う義務はないといっても、安全面を考えれば従ったほうがいいことは間違いありません。そして無視して事故が起きた場合は、当然運転者が責任に問われることになります。

 

安全を考えて仕事をする交通整理員。法的義務はないものの、基本的には従ったほうがいいことは、間違いありません。

この記事の監修者
アシロ 社内弁護士
この記事は、株式会社アシロの『ベンナビ交通事故編集部』が執筆、社内弁護士が監修しました。
編集部

本記事はベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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