実質0円で弁護士に依頼できる「弁護士費用特約」について知っていますか?
知ってる?知らない?あなたの意見をお聞かせください!回答後に他の人のアンケート結果を見ることができます。
~いざという時の備えに~交通事故マガジン
チャイルドシートの義務|装着が必要な年齢と免除される状況
実質0円で弁護士に依頼できる「弁護士費用特約」について知っていますか?
知ってる?知らない?あなたの意見をお聞かせください!回答後に他の人のアンケート結果を見ることができます。
幼い子供はシートベルトの装着ができず、大人のように自分の身を自分で守ることも困難です。そのため、事故発生時に子供の身の安全を確保するため、2000年4月の道路交通法改正により、チャイルドシートの装着が義務付けられました。
しかし、世間ではまだチャイルドシートの装着による安全意識が行き届いていないのが現状です。年々と装着率は上がっていますが、それでもまだ全体の約65%なので十分であるとは言えないでしょう。
チャイルドシートの装着率(6歳未満の子供) |
||||
2013年 |
2014年 |
2015年 |
2016年 |
2017年 |
60.2% |
61.9% |
62.7% |
64.2% |
64.1% |
【参考】チャイルドシート使用状況全国調査(2017)|警察庁/日本自動車連盟(JAF)
そこで、この記事ではチャイルドシートの装着義務について解説していきます。お子さんを乗車させて運転している、または運転する予定がある場合には、ぜひ参考にしてみてください。
チャイルドシートの装着が義務付けられているのは6歳未満の子供です。一部の状況(詳細は下記で解説あり)を除き、6歳未満の子供にチャイルドシートを装着させずに運転するのは、道路交通法で禁じられています。
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため幼児用補助装置を使用させることが療養上適当でない幼児を乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。
【引用】道路交通法七十一条の三
なお、6歳以上の子供に向けたチャイルドシートも販売されていますが、6歳以上であれば装着の義務はありません。そこからは各々が任意で装着するかどうかを判断することになります。ただ、安全を最重視するのであれば、6歳を過ぎてもしばらくは装着を続けるべきなのは間違いないでしょう。
「乳児なら抱っこしていれば大丈夫!」とチャイルドシートを使わない人はたまに見られますが、これも違反となるので注意が必要です。乳児であってもチャイルドシートの装着義務は免除されません。
車の衝突の衝撃は手に持っていた物が100倍以上の重さになるとも言われているので、どんなに気をつけていても赤ちゃんを支えきるのは難しいですし、最悪の場合だと赤ちゃんだけが外に放り出されてしまう恐れもあります。どんなに小さなお子さんであってもチャイルドシートの装着は怠ってはなりなせん。
車のシートベルトは140センチ以上の体格に合わせて設計されているので、お子さんの身長が140センチまで伸びたらチャイルドシートを使用する必要はもうないと判断してよいでしょう。
成長には個人差があるのでシートベルトに移行できる時期を予想するのは難しいですが、大体10歳前後くらいを目安に見ておくとよいかもしれません。(※6歳以上の子供が装着する補助装置はチャイルドシートではなくジュニアシートと呼ばれることが多い)
6歳未満の子供のチャイルドシート装着を怠った場合、幼児用補助装置使用義務違反に該当し、違反点数1点が加算されます。罰金・反則金などはなく、違反点数のみの罰則です。比較的軽い処罰ではありますが、れっきとした交通違反なので、ゴールド免許所有者でも次の更新ではブルーになってしまうでしょう。
なお、罰則の対象になるのは運転者のみです。例えば、父親が運転をして母親が子供を抱っこしながら乗車している状況では、母親が運転免許を所有していたとしても違反点数が加算されるのは父親だけになります。
6歳未満のチャイルドシート装着義務は以下に該当する状況に限って免除されます。
装着義務が免除される状況 |
【参考】道路交通法施行令第二十六条三の二 |
ただ、どの状況なら問題ないと明確にするのは難しいです。警察の取調べでも間違って違反キップが切られてしまうケースもあるようです。
そのため、自身での判断が難しい場合には事前に警察署に電話で問い合わせをしておくと安心でしょう。運転前に確認を取ったという事実があれば、万が一警察に取り締まられたとしてもトラブルの回避が可能です。
6歳未満の子供にはチャイルドシート装着の義務があり、これを怠ると運転者に違反点数1点の罰則です。子供が負傷していたり車の構造上シートの装着が困難だったりなど、装着義務が免除される状況も存在しています。
チャイルドシートは事故から子供の命を守るために欠かせない重要な補助器具です。「違反の対象になるから…。」ではなく子供の安全のため、装着は決して怠らないようにしてください。
出典元一覧 |
道路交通法 |
高齢者の逆走事故は度々ニュースで耳にします。逆走により、交通事故が発生した場合、そのような罰則になるのでしょうか。この記事では逆走による交通事故の罰則について紹...
気付いたら目の前の信号が赤だった経験ありませんか。意図的に信号無視をする方もいますが、「うっかり信号を見落としてしまった」といったケースもあり得ます。なぜ、信号...
従わねばならない交通整理員ですが、場合によっては「間違っている」「従わなくてもいいのではないか」と感じることもあります。従わないと処罰されてしまうのでしょうか?
老若男女問わず気軽に使用している自転車は、注意を怠ると人を死亡に至らしめるような凶器になります。 子供が加害者となり重大な事件に発展した判例と子供を加害者にし...
オービスが光った瞬間の動画まとめ、光る条件やその後の処罰について紹介しています。万が一、スピードを出し過ぎて「オービスを光らせてしまったかも…」と不安を感じてい...
免停の期間は最短で30日間から最大で180日間で、運転者の行った違反内容や過去の違反歴によって期間が決まります。この記事では免停の期間の決まり方・免許証が使えな...
何キロで走行するとオービスは作動するのか?オービスの測定速度に限界はあるのか?など、オービスの速度について解説していきます。オービスの速度計測について詳しく確認...
一時停止違反は基準があいまいかつ警察が過度な取り締まりをしている場合も多々あるため、違反に納得できないという運転者は非常に多いです。そこで、この記事では一時停止...