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法律を守って楽しもう!痛車に乗る前に知っておくべき法律ルール

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公開日:2020.7.7  更新日:2024.2.20
交通違反 弁護士監修記事

法律を守って楽しもう!痛車に乗る前に知っておくべき法律ルール

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好きなアニメキャラクターで飾った車両、いわゆる“痛車”を見かけた経験のある人は多いのではないでしょうか。アニメ大国日本と呼ばれるだけあり、痛車を見かける機会は年々と増えてきているような気がします。

 

だけど、痛車を見慣れていないと「怪しい…」、「怖い…」と感じる方もいるかもしれませんね。また、「一般車をあんな風にカスタマイズしても問題ないの?」と疑問に思う方もいるかと思います。

 

そこで、この記事では痛車を作ることの違法性など、痛車と法律の関係性について解説します。痛車に興味のある方は、参考にしてみてください。

 

道路交通法上では痛車は規制されていない

現時点(2018年5月)では道路交通法には痛車自体を規制する条文はありません。そのため、アニメキャラクターのステッカーを車に張りつけたとしても、道路交通法違反で警察から罰せられることはありません。

 

ただし、フロントガラスやランプなど運転に支障が生じる恐れのある場所にステッカーを張ると違反として扱われます。

痛車に限らず、下図の箇所にステッカーを張ると警察から取り締まられるので注意してください。

 

  • フロントガラス
  • 運転席・助手席のウインドガラス

 

バックウィンドウは、後方確認ができる範囲であればステッカーを貼ることに問題はありませんが、後方確認に支障がある大きさのステッカーを貼るのは避けたほうがよいでしょう。

 

なお、車に張りつけているアニメキャラクターの絵がいかがわしく、明らかに公共の場にふさわしくないと判断される場合には、公共わいせつ罪で取り締まられる可能性もあるでしょう…。

 

著作権的には痛車での走行は違法行為

当然アニメキャラクターはアニメの作者・制作会社に著作権があります。実際に責任を問われるケースは多くないと思われますが、痛車の中には著作権を侵害しているケースもあるかもしれません

 

例えば、痛車の制作業者が著作権侵害で摘発される事例はいくつか存在しています。(例:痛車ステッカー業者逮捕!「けいおん!」画像無断使用で著作権法違反容疑)

 

痛車を制作する場合は、著作権フリーの素材を使うか、著作権者の承諾を得て制作しましょう。

 

交通事故被害に遭っても弁償してもらえない

痛車に乗って交通事故被害に遭った場合、痛車のカスタマイズ費用は補償対象外とされる可能性があります。痛車のカスタマイズは運転する上で通常必要な費用ではないため、加害者に負担させるべき費用ではないと評価される可能性があるためです。

 

まとめ

痛車での走行は道路交通法違反には該当しませんが、場合によっては痛車に投影したキャラクターの著作権を侵害する場合もあります。また、事故被害に遭っても、カスタマイズ費用が自己負担となってしまうリスクも注意が必要です。

 

なお、痛車のステッカー業者の中には、著作権の許可を取って、合法的にサービスを提供しているところも存在します。痛車自体が悪というわけではないので、法律を守って、健全に楽しんでいきましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
編集部

本記事はベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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