事故の状況
自転車で横断歩道を横断中、後方から右折しようとした乗用車に巻き込まれてしまいました。
依頼内容
事故後、約2ヵ月間入院したあと、さらに通院も約5ヵ月間続けましたが、仙骨下半分に痛みが残ってしまいました。
依頼者の方は、当事務所に相談いただく前に、地元の弁護士に依頼されておられ、後遺障害の等級認定で14級9号が認定されていました。しかし、その弁護士について「対応が遅い」との不満をお持ちだったため、解任し、当事務所にご依頼いただきました。
対応と結果
当事務所の弁護士が、後遺障害診断書の内容やXP画像(レントゲン画像)を精査してみたところ、事故により仙骨に変形癒合が生じて痛みが残った可能性が高いと判断しました。
その場合、さらに上位の後遺障害の等級認定を獲得できる可能性があるため、被害者請求による異議申立てを行いました。
その結果、後遺障害等級12級13号を獲得することができました。
上位等級を獲得できたことによって、後遺症部分についてはより高い賠償額を請求できるようになりました。
ただし、賠償額が高額であることや、加害者側も弁護士に依頼しているなどの事情から、交渉の難航が予想されました。
しかし、弁護士が粘り強く交渉した結果、後遺症慰謝料については裁判所基準で満額の290万円が認められ、依頼された当初の提示金額よりも約215万円の増額に成功。
また、逸失利益についても約245万円の増額に成功し、最終的な賠償金の総額は、当初の提示金額の1.7倍である1,300万円以上で示談が成立しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。