事故の状況
被害にあった少年は、当時中学生。交通事故に遭い、脳挫傷を負って入院しました。
依頼内容
通院していた病院からは、脳に異常がないので治療する必要はないとして、治療を打ち切られてしまいました。突然のことで不安を抱えた被害者の両親は、今後の治療方針等も含めて相談したいとのことで、当事務所にご依頼いただきました。
対応と結果
弁護士は高次脳機能障害に詳しい医師を紹介することで、治療と後遺障害診断書作成のサポートを行いました。
作成した診断書により後遺障害等級7級が認定されましたが、保険会社との示談交渉は折り合いがつかず、裁判を起こすことに。
保険会社側の主張は、「被害者は後遺障害9級程度の症状であり、7級は不適切である。また、大学に合格するなどの回復も見られる」というものでした。
弁護士は被害少年が生活で苦労している点を具体的に挙げながら、症状による悪影響が現れていることを主張しました。
結果としてこちらの主張は認められ、被害少年の両親は自賠責保険金を含めた計6300万円余りの損害賠償金を受け取ることが出来ました。