累計相談数
104,700
件超
累計サイト訪問数
3,823
万件超
※2024年10月時点
示談交渉とは?|示談交渉の基本をわかりやすく解説します。
示談交渉とは?
交通事故が発生すると、当事者同士で損害賠償金額に関することを話し合いの上で取り決める必要があります。これは、事故によって修理費用や、入院費用などが生じるためです。
この取り決めを根拠に双方が和解することを示談といい、示談に至るまでのやり取りを示談交渉といいます。
示談交渉は「最終的に何円支払って解決するか」という話し合いですが、お互いの損得が関与するため、当事者のみで金額を明確にすることは難しいかもしれません。示談には法的効力がありますから、示談交渉は慎重に進める必要があります(民法第695条)。
示談内容がその後の生活に大きく影響することもありますから、交通事故の当事者にとっては、示談交渉で納得のいく金額を明確にすることが最も重要ともいえるかもしれません。
示談交渉できる人
示談交渉は、事故の当事者または弁護士が行える行為であると法律によって定められています(弁護士法72条)。
保険会社は、保険金を支払う場合にのみ示談交渉の代行が認められています。過失が全くない被害事故の場合には、示談の代行が認められていません。
これは、契約者に変わって示談交渉を行うことが、非弁行為(弁護士の資格を持たずに報酬を得る目的で法律事務の取り扱いなどをすること)に該当するためです。
一方、保険会社には契約者が支払うべき損害賠償債務を保険金として扱う義務があるため、交通事故で過失があった契約者の代行として示談交渉を行うことが認められています。
示談交渉の
メリット・デメリット
メリット
  • 無料で進められる
  • 裁判より早く終わる可能性がある
  • 納得がいかない時には異議を唱えられる
デメリット
  • 交渉次第では納得のいかない結果になる
  • 示談金が裁判に比べて低額になることがある
  • 加害者側の言動で不快な気持ちになる可能性がある
示談交渉による解決の流れ
後遺障害認定までの流れ
示談交渉の一般的な期間
物損事故
 
交通事故発生から
2〜3ヶ月
人身事故
(後遺障害なし)
治療完了から
半年ほど
人身事故
(後遺障害あり)
後遺障害等級の認定から
半年〜1年ほど
死亡事故
 
法要・相続確定から
半年〜1年ほど
示談交渉にかかる弁護士費用
依頼した案件によって金額は増減します。
内訳 金額
着手金 10〜20万円ほど
報酬金 回収した損害賠償金額に応じて設定された割合
(加害者側から1000万円を獲得し、報酬金が獲得した金額の10%と設定されていた場合には報酬金100万円(消費税別)となります。)
交通費や収入印紙代
などの実費
1万円ほど
日当 1日3万円〜5万円ほど
示談交渉についてよくある質問
示談交渉をやり直すことはできますか?
示談は和解契約に該当するため、一般的には一度成立してしまうと取り消し・撤回はできません。
示談成立後に請求できる損害があったと判明したり、別の基準で計算し直したら高額な示談金が受け取れたことが判明したりしても、当初に成立した示談金額以上を請求することはできないのです。
したがって、示談する際には相手方の意見に惑わされず、慎重に判断を下すことが重要になるでしょう。
とはいえ、当事者自らが客観的判断を下すには困難もありますので、可能であれば交通事故事件に注力する弁護士に示談交渉を任せましょう。
被害者が弁護士費用を抑える方法はありますか?
交通事故の被害者になった際には、弁護士費用特約を活用することで弁護士費用を抑えることが可能です。
弁護士費用特約とは、自動車に関わる人身事故や物損事故の被害者になった場合に、弁護士依頼費用を保険会社が負担する特約のことです。
弁護士費用特約によって、通常の法律相談であれば10万円、弁護士費用であれば300万円を保険会社が負担してくれるでしょう。
なお、弁護士費用特約の適用は広範囲に及ぶため、必ずしも事故の当事者本人が被保険者である必要はありません。例として、配偶者が弁護士費用特約に加入している場合であっても利用できるでしょう。
示談交渉コラム一覧
30件の示談交渉コラム
16〜30件表示
示談交渉
交通事故で示談しない場合どうなる?示談に応じない2つのリスク
交通事故に遭い、示談交渉していて、相手方の態度や事故の程度によっては「こんな相手と示談したくない!」と思うこともあるでしょう。しかし、安易に示談をしないという選択をしてもよいのでしょうか。示談をしない場合の流れと、メリット・デメリットについて確認しましょう。
示談交渉
交通事故で保険会社との示談交渉を有利に進めるためのポイントまとめ
交通事故で保険会社と示談交渉する際、何の知識もなく臨んでしまっては、思うような結果とならない可能性が高いでしょう。示談を有利に進めるためにも、この記事では、相手の保険会社と示談交渉する際のポイントや、自分の保険会社に示談交渉を依頼する際のポイントを解説します。
示談交渉
交通事故で保険会社とよくあるトラブルと対処法
交通事故の被害に遭った場合、加害者側の保険会社に対応をしてもらうことになります。ただ、慰謝料の金額や治療の打ち切りなど、保険会社とのやり取りでトラブルが生じるケースは珍しくありません。そこで、この記事ではその対処法についてご紹介します。
示談交渉
交通事故の示談交渉術|保険会社との交渉を有利に進めるコツ
交通事故の示談は、基本的に一度成立してしまえばやり直しはできません。保険金の金額を決定する示談交渉は、事故後の最も重要な手続きなので、事前に知識を身につけておいた方がよいでしょう。この記事では、交通事故での示談交渉術や保険金増額のコツを紹介します。
示談交渉
交通事故示談書の雛形|被害者のための作成マニュアル
示談書は一度作成して手続に使用してしまうと、原則的に後から内容の変更は認められません。書類に間違いがあると大きな不利益を被ってしまう恐れがあるのでご注意ください。この記事では交通事故の示談書のひな型と書き方についてご紹介します。
示談交渉
交通事故の示談はトラブルがつきもの|被害者の対処法まとめ
「慰謝料の金額に納得できない」「被害者なのに事故の責任を問われている」など、交通事故の示談ではトラブルがつきものです。この記事では、交通事故の示談でよくあるトラブルとその対処法についてご紹介します。
示談交渉
交通事故の示談交渉を行うタイミングと示談の流れ
事故の被害者にとっても、加害者にとっても、どうしたらよいのかわからず困ってしまう『示談交渉』。どのタイミングで交渉するのか、内容はどうすればよいのかなど、判断に困ることが多々あります。交通事故の示談交渉について、重要なポイントを確認しましょう。
示談交渉
交通事故の民事裁判|手続きの流れと損害賠償金を増額させる方法
交通事故の被害に遭った際、裁判所の民事裁判で解決を求めることによって、得られる損害賠償金が増額するケースがあります。そこで、『交通事故の裁判はどう進んでいくのか』『損害賠償金を増額させる具体的な方法』について、詳しく解説していきます。
示談交渉
交通事故の判例を知るメリットと判例を確実に調べる方法
交通事故の過去の判例を知る事は、過失割合や慰謝料の算定をする上でとても役に立ちます。裁判でも過去の判例を参考に、今回はどの程度の過失割合や慰謝料が妥当なのかを判断しています。
示談交渉
交通事故の民事調停を開く手順と流れを徹底解説
交通事故で保険会社と示談が進まない場合、簡易裁判所に民事調停を申し立てて解決を目指します。早期解決や示談金の強制支払いなど、調停成立にいくつもメリットがありますので、流れや手続きを解説します。
示談交渉
自転車事故で保険未加入の加害者に遭ったらどうする?裁判例と解決策を紹介
自転車事故の被害者加害者が保険に加入していない場合は加害者に直接損害賠償の支払いを請求しなければならないなどの様々な問題があります。そのような際の問題点とその解決策について記載したいと思います。
示談交渉
交通事故で示談交渉するタイミングとその流れ|有利に交渉を進める知識
交通事故に巻き込まれた時示談交渉はどんなタイミングでどのように進めれば良いのでしょうか?交通事故に遭ってから示談までの流れ、示談交渉を始めるタイミング、示談を有利に進めるための知識などをお伝えします。
示談交渉
保険会社からの示談金や慰謝料の額を上乗せさせる3つの手順
保険会社から提示された示談金や慰謝料の額に疑問を感じている場合に、保険会社からの示談金に納得ができない場合に、慰謝料などを上乗せする方法をご紹介していきます。
示談交渉
自転車事故で示談の交渉をする時に知っておくべき全知識
自転車事故の被害者が加害者と示談をする際、自転車には自賠責保険がありませんので、高確率で加害者とのトラブルに発展します。そこで今回は、自転車事故で示談をする際の知識をご紹介していきます。
示談交渉
交通事故の示談交渉時期とタイミング|示談を有利に進める方法
交通事故の示談交渉に入るタイミングは、結論から言うと、交通事故の示談交渉に入る時期はできるだけ早いタイミングが良いというのが本音ですが、最も良い時期がいつなのかを確認していこうと思います。
30件の示談交渉コラム
16〜30件表示
弁護士の方はこちら