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むちうちの症状まとめ|痛みが治る目安や治療法について
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2018.8.9

むちうちの症状まとめ|痛みが治る目安や治療法について

Mutiuti

むちうちとは、交通事故やスポーツによって首に不自然な力が加わることで発症する怪我です。『首が痛い・首が回らない』といった症状にみまわれます。首に力が加わる際に、首がS字にしなり鞭を打った様な形になることから、『むちうち症』と呼ばれています。

 

むちうちには目立った外傷がなく、症状も遅れて発症しやすいため、負傷した本人でさえ気がつけないケースも珍しくありません。しかし、症状の度合いによっては後遺症として痛みが残る場合もあります。むちうちの疑いがある場合は、できるだけ早く病院で検査を受けた方がよいでしょう。

 

この記事では、むちうちの症状の特長や治療方法についてご紹介します。交通事故が原因で首回りに不調を感じる方は、参考にしてみてください。

 

慰謝料増額には、後遺障害認定の有無が肝心

むちうち被害に遭った場合の後遺障害等級の申請などは、加害者側の保険会社が行うのが通常ですが

「診断書に不備があった」
「細かい症状が記載されていない」

といった理由で

後遺障害等級が認められない
通常よりも低い等級認定
となってしまうケースがあります。

また、保険会社も後遺障害にして多額の賠償金を支払いたくないという思惑から、後遺障害として認定される前に、被害者に対して示談を持ちかけてくるケースが多くあります。

「むちうちの後遺障害等級を獲得したい」
「適正な等級なのか判断したい」
「後遺障害慰謝料の増額をしたい」
「何から始めればいいのかわからない」

もしあなたが上記のようにお考えであれば、保険会社との示談交渉が進む前にむちうち問題を得意とする弁護士相談をされる事をおすすめします。

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むちうちでよくみられる症状

負傷部位や負傷の度合いによってさまざまな症状がありますが、むちうちでよくみられる症状は以下のとおりです。

 

むちうちの代表的な症状

  • 首の痛み
  • 肩・背中の凝り
  • めまい
  • 吐き気
  • 足・指先のマヒ
  • だるさ(疲れやすい)

 

なお、むちうちの症状は、『急性期症状』と『慢性期症状』の2種類に分類できます。以下では、それぞれの症状の原因を確認していきましょう。

 

急性期症状

急性期症状とは、炎症や神経損傷など体組織の損傷により生じる痛みです。病院で検査を受けて痛みの原因が判明する状態であれば、それは急性期症状でしょう。この症状が出ている場合は、医師の指示に従って治療を進めていければ問題ありません。

 

慢性期症状

慢性期症状とは、痛みの原因が治ったにもかかわらず生じる痛みです。長期間の治療を続けていても一向に痛みがひかない状態であれば、慢性期症状の可能性が高いでしょう。まだ解明はされていませんが、神経回路に痛みが記憶されたことが原因ではないかといわれています。

 

むちうちは患部が完治しても痛みが引かないケースが多々あります。もし慢性期症状の疑いがある場合は、医師にその旨を相談して治療を継続するようにしてください。

 

むちうちの症状は遅れて発症しやすい

むちうちは、負傷をしてから時間差で痛みが発症しやすい怪我です。『交通事故に遭った当日は平気だったけど、翌日になったら首が痛くて動かない…』というケースは非常に多いです。

 

負傷からの経過時間

痛みを自覚した人の割合

6時間以内

65%

24時間以内

27%

72時間以内

8%

【参考】むちうち損傷ハンドブック 第3版

 

むちうちに限ったことではありませんが、交通事故直後は興奮状態になりやすく、ご自身の身体の異常に気がつきにくいものです。ですから、何ともないと思っていても、事故被害に遭った際には必ず病院で検査を受けるようにしてください。

 

むちうちの種類(名称)

実はむちうちは正式な病名ではなく、首がむちのようにしなって生じた症状を総称したものです。病院の検査では、負傷の状態や症状によって以下の症状の診断がされます。

 

  • 頸椎捻挫(けいついねんざ)
  • バレ・リュー(バレー・ルー)症候群
  • 神経根(しんけいこん)症状型
  • 脊髄(せきずい)症状型
  • 脳脊髄液(のうせきずいえき)減少症

 

以下では、それぞれの症状の特長を解説します。

 

頸椎捻挫(けいついねんざ)

主な症状:首や肩の傷み、首の運動制限(前後左右に動かせる範囲が狭まるなど)、頭痛

検査が可能な病院:整形外科

 

むちうちの中で、最も多いのが頚椎捻挫型です。肩や首が痛いというほか、寝違えたような首の痛み、肩こりに似た症状が出ます。レントゲンやMRIで撮影を行っても、頚椎に異常が見つかる可能性は非常に低いです。椎間板や靭帯の損傷が原因で、症状が出ると考えられています。

通常2週間前後で完治しますが、重症の場合、3週間からそれ以上の期間、違和感が残ることがあります。

 

バレ・リュー(バレー・ルー)症候群

主な症状:頭痛、後頭部、うなじ付近の痛み、めまい、耳鳴り、耳詰まり、食べ物が飲み込みにくくなる、息苦しさ、腕の痺れ、注意力の散漫

 

検査が可能な病院:整形外科、神経内科、自律神経科

 

バレ・リュー型の自覚症状に多いのは頭痛です。他にも首の痛みやめまい、耳鳴りなどを伴う場合もあります。治療法は他のむちうち症に準じることが多いですが、必要に応じて神経ブロック注射をうつ、抗交感神経薬の服用が考えられます。

 

神経根(しんけいこん)症状型

主な症状:首の痛み、腕の知覚異常、しびれ、脱力症状、顔の違和感、後頭部や顔面の痛み

検査が可能な病院:整形外科、神経内科

 

病名にある『神経根』とは脊髄の知覚神経、運動神経が集まる場所です。椎間孔(椎骨の間にあるすき間がひろがって穴のようになった部分)から腕の方向へ伸びている神経が、上下の頚椎に挟まれて、痛みやしびれなどの症状を引き起こしています

 

首を動かしたり、せきやくしゃみをしたりすると、痛みを強く感じる特徴があります。レントゲンやMRI検査では頚椎を撮影し、椎間板や頚椎に所見がある場合には手術を行う可能性もあります。

 

脊髄(せきずい)症状型

主な症状:足のしびれ、頭痛、めまい、吐き気、集中力・思考力の低下、視力障害、尿や便が出にくくなる

検査が可能な病院:整形外科、神経内科、脊髄外来

 

頚椎には、頚椎を支える役割を担う『脊柱管』という管があり、この管の中を脊髄が通っています。脊髄が傷つくと、足に伸びている神経が損傷、足のしびれや歩行障害などを引き起こします

 

症状が神経根型に似ているので整形外科を選んでしまう人が多いですが、MRIで脊髄損傷は確認を取ることが可能です。また、脊髄に損傷が認められた場合、専門外来である脊髄外来へ転院が必要となります。

 

脳脊髄液(のうせきずいえき)減少症

主な症状:頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、背中の痛み

 検査が可能な病院:脳神経外科

 

脳を保護する層である、くも膜や硬膜に何らかの原因で穴があき、そこから脳を安定させるための脳髄液が漏れてしまう症状です。

 

通常、脳は衝撃を受けないよう、膜の中で水にプカプカと浮いているような状態です。しかし、交通事故などで脳を保護する膜に傷がついてしまい、その中の水が漏れてしまうことで、頭痛や吐き気などが引き起こされてしまいます。

 

むちうちを治療する方法

むちうちの症状に悩まされている方は、少しでもつらい症状を抑えたいものです。しかし、神経・脊髄を傷つけている場合もありますので、ご自身だけで対処してしまうと余計に症状を悪化させてしまう恐れもあります
 
ですから、むちうちの治療に関しては、医師の診断の上、専門家に治療してもらうようにしてください。むちうちの症状の改善には、以下の治療先が有効です。
 

整形外科

上記では、症状ごとに検査が可能な病院を紹介しましたが、むちうちの治療は基本的には整形外科で受けていただければ大丈夫です。

 

そこで、そのまま検査や治療・リハビリを受けさせてもらえますし、よい治療先・治療方法があれば、担当医から紹介してもらうこともできるでしょう。ですから、まずは整形外科に通って、治療の方針のアドバイスを受けることをおすすめします。

 

なお、病院以外での治療を受ける場合には病院の担当医から許可をもらう必要があります。無許可で病院以外の治療施設を利用すると、交通事故被害の保険金の保障対象外になるので注意してください。

 

接骨院・整骨院

肩や首の痛み・こりの場合、整骨院・接骨院がよいでしょう。ここで気をつけてほしいことは、繁華街などによくある整体マッサージを利用しないことです。整体マッサージは専門知識にも乏しい場合が多く、余計に症状を悪化させてしまうことがあります。

 

整骨院や接骨院は柔道整復師という資格者がマッサージ、矯正、安静など症状に適した治療法を行うことが期待されます。必ず素人ではなく資格所有者が行う整体マッサージを受けるようにしましょう。

 

鍼灸治療

鍼灸治療とは、鍼(はり)治療やお灸での治療のことです。肩や首の痛み・こりにも効果的ですが、めまいや手足のしびれ、倦怠感などのむちうちから来る症状にも適しています。

ただ、一般的には交通事故の治療で鍼灸治療まで認めるかどうかは微妙ですので、通いたいのであれば、担当医と相手保険会社に相談してから通院を検討しましょう。

 

むちうちが治る(痛みがなくなる)期間の目安

むちうちの治療期間は3ヶ月が大体の目安であるといわれています。むちうちの治療期間を研究した資料のデータによると、約90%の人が3ヶ月以内の治療でむちうちが完治しています。

 

治療期間

むちうちが完治した人の割合

1日のみ

40.7%

1週間

60.4%

1ヶ月以内

79.1%

3ヶ月以内

89.6%

6ヶ月以内

93.9%

1年以内

97.4%

【参考】交通事故によるいわゆる”むちうち損傷”の治療期間

 

ただ、負傷の症状や個人差によって治療期間は変わってくるので、上記のデータはあくまで目安としてご参考ください。

 

 

痛みが半年以上継続する場合は後遺障害の可能性あり

むちうちの治療を半年以上続けても痛みが引かない場合は、後遺障害認定を受けることも検討しましょう。後遺障害は、交通事故が原因で後遺症を負った際に、病院の診断書を損害保険料率算出機構に提出することで審査してもらうことが可能です。

 

後遺障害が認定されれば、交通事故で請求できる慰謝料が大幅に増額します。弁護士に手続きを依頼することで、慰謝料だけでも100万円以上の増額を見込めるので、後遺障害認定の可能性がある場合には、医師と弁護士に相談して後遺障害申請を検討するとよいでしょう。

 

後遺障害に関する保険金や後遺障害の申請手続きの詳細については、以下の記事をご覧ください。

 

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むちうちの慰謝料

むちうちの慰謝料|通院3ヶ月・6ヶ月の相場と計算方法

むちうちの後遺症

むちうちの後遺症(後遺障害)認定と慰謝料増額ガイド

 

まとめ

むちうちは目立った外傷がなく、負傷者自身でも気がつきにくい怪我です。しかし、後遺症として残るような重い症状を発症するケースもあるので、決して侮ることはできません。

 

いつまでも症状が続くようでしたら、医師にしっかりと検査をしてもらいましょう。また、治療が長引くむちうちは保険金の請求額も大きくなりやすいです。適正な額の保険金を把握するため、示談の前に一度弁護士の法律相談を受けておくことをおすすめします。

 

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出典元

国土交通省|後遺障害等級

国土交通省|支払までの流れと請求方法

損害保険料算出機構(損保保険料機構)|自動車保険の概況

『交通事故の法律知識[第3版] 弁護士 有吉 春代 他(自由国民社)』

『交通事故民事裁判例集[第48巻第4号] 不法行為法研究会/編(ぎょうせい)』

この記事を監修した法律事務所

Thum_umezawa
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

交通事故のトラブル解決の為に、何をどうすれば良いかわからない方へ


交通事故の9割は示談交渉で決着がつくと言われていますが、実際に自分が示談を進める際に出てくる交渉相手は、相手側保険会社の示談担当員です。

被害者自身やその家族が示談交渉に応じるのが一般的ですが、実際に何年も交通事故の示談交渉を続けてきたプロ相手に、実際の相場よりも低い金額で応じてしまい泣き寝入りをする方も多いのが実情です。

その結果、示談交渉では話し合いが進まず訴訟に発展するケースが増えています。2005年には6,035件だった訴訟件数が、2015年までの10年間で約3.24倍の19,559件に増加しているというデータがあります。

交通事故で被害に遭ったのは自分達の方なのに、適正な保障がされず、大きな後遺症が残った場合は今後の生活への不安も大きくなるでしょう。

もし、『できるだけ損をしたくない』『適正な保障をしてほしい』とお困りの方は、交通事故の問題に長年取り組んできた弁護士に相談してみましょう。

2015年現在、弁護士に依頼する割合は93.6%(訴訟時)という高い割合で利用されており、交通事故に関する専門知識もつ弁護士に相談することで、以下のメリットが望めます。

・保険会社との示談交渉を任せられる
・弁護士基準という慰謝料や示談金を増額できる基準が使える
・事故の過失を適正な割合で計算してくれる
・後遺障害(後遺症)の正しい等級を認定しやすくなる など

弁護士に依頼するのは費用がかかると思われるかもしれませんが、自動車保険の特約(弁護士費用特約)が付いていれば、弁護士費用は300万円まで保険会社が負担してくれます。

交通事故に関わる問題でお困りの事を、【交通事故を得意とする弁護士】に相談することで、有利な結果となる可能性が高まりますので、お一人で悩まず、まずは『無料相談』をご相談ください。

あなたのお悩みに、必ず役立つことをお約束します。

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編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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