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むちうちが事故のあとから発症した場合の対処マニュアル
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2018.10.12
むちうち 弁護士監修記事

むちうちが事故のあとから発症した場合の対処マニュアル

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交通事故直後は興奮状態でアドレナリンが出ているため、怪我を負っていても痛みに気がつきにくいです。そのため、事故の後日になってから「あれ?体が痛い…」と初めて負傷を自覚するケースは珍しくありません。

 

特に、むちうちは症状が遅れて発症しやすい怪我であるといわれています。少しでも自覚症状があるのであれば、すぐに病院で診察を受けて、損害賠償請求の手続きを進めた方がよいでしょう。

 

この記事では、むちうちが事故のあとに発覚した場合の対処法をご紹介します。もし事故後に首の痛みや肩こりなどの体調不良がある場合には、参考にしてみてください。

 

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むちうちは痛みが後から出やすい怪我

むちうちは痛みが遅れて発症しやすいのが特徴です。人によっては24時間が経過しても、痛みを自覚できない場合もあります。

 

負傷からの経過時間

痛みを自覚した人の割合

6時間以内

65%

24時間以内

27%

72時間以内

8%

【参考】むち打ち損傷ハンドブック第3版

 

事故発生から時間差で痛みが出た場合には、むちうちが原因である可能性が疑われます。少しでも不調を感じるのであれば、すぐ病院で検査を受けるべきでしょう。

 

追突事故では特に発症しやすい

むちうちは首に強い衝撃が加わることにより、筋肉や神経が傷つき痛みを発症する怪我です。そのため、後方や側面から不意に強い衝撃を受ける追突事故では、むちうちを発症する可能性が特に高いといわれています。

 

もし追突事故の被害に遭った場合には、事故直後に痛みを感じなくても、念のため病院で検査を受けておいた方がよいでしょう。

 

低速や停止中の事故でもむちうちは発症する

人間の頭部は体重の10%前後くらいあり、常にこの重さを首だけで支えています。そのため、何も身構えてない状態で不意に衝撃を受けた場合、首に強い負荷がかかり、筋肉や神経を痛めてしまうことは十分にあり得ます。

 

軽い事故だったからといって、痛みの原因が事故ではないと決めつけてしまうのは危険です。交通事故被害に遭った場合は、事故の大小にかかわらず、病院で検査を受けておくことを強くおすすめします。

 

むちうちの症状の特徴

実は、むちうちは医学的な正式名称ではありません。交通事故では、首がむちのようにしなって負った負傷をむちうちと呼びますが、大半の場合は頚椎捻挫(首の捻挫)と診断されるケースが多いです。

 

以下は、むちうちと呼ばれる負傷とその主な症状をまとめたものです。

 

むちうちの種類

主な症状

頸椎捻挫(けいついねんざ)

首や肩の傷み、首の運動制限(前後左右に動かせる範囲が狭まるなど)、頭痛

バレ・リュー(バレー・ルー)症候群

頭痛、後頭部、うなじ付近の痛み、めまい、耳鳴り、耳詰まり、食べ物が飲み込みにくくなる、息苦しさ、腕の痺れ、注意力の散漫

神経根(しんけいこん)症状型

首の痛み、腕の知覚異常、しびれ、脱力症状、顔の違和感、後頭部や顔面の痛み

脊髄(せきずい)症状型

足のしびれ、頭痛、めまい、吐き気、集中力・思考力の低下、視力障害、尿や便が出にくくなる

脳脊髄液(のうせきずいえき)減少症

頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、背中の痛み

 

事故後に思い当たる自覚症状がある場合には、むちうちを発症している可能性があるかもしれません。その場合は、すぐに病院で検査を受けてください。

 

事故後に痛みが出た場合にやるべきこと

事故直後は痛みがなかったので物損事故として処理をしてしまった…。そんな場合でも、事故から時間が経過しすぎていなければ、病院で治療を受けて加害者に損害賠償請求をすることが可能です。

 

ここでは、事故後にむちうちが発覚した場合にやるべきことを2つご紹介します。

 

病院で診察・治療を受ける

事故後に体の痛みを感じた場合には、まずは病院で診察を受けることが先決です。

 

事故発生から診察までの時間が空き過ぎてしまうと、「その怪我は本当に交通事故が原因で負ったものなの?」と疑われ、加害者側に治療費など支払いを拒否されてしまう恐れがあります。遅くても事故発生から1週間以内には、必ず病院で診察・治療を受けるようにしましょう。

 

人身事故への切り替え手続き

病院で検査を受けて診断書を発行してもらったら、警察署に診断書を提出して、物損事故の処理から人身事故へ切り替えてもらいましょう。

 

人身事故への切り替えを怠ると、実況見分書(事故の被害状況を記録した書類)が作成されません。実況見分書がないと、ご自身の被害状況を立証できず、本来なら得られるはずの損害賠償を受け取れなくなるリスクが生じます。事故での負傷が発覚した場合は、人身事故への切り替え手続きを忘れないよう注意してください。

 

むちうちで請求できる損害賠償

交通事故被害でむちうちを負った場合に請求できる損害賠償を2つご紹介します。事故後に上記の手続きを踏めば、下記の損害賠償を請求することが可能です。

 

むちうちの治療で請求できる損害賠償

  • 治療関連の費用
  • 慰謝料

 

負傷をしたのに病院に行かないと、これらの損害賠償は支払われません。むちうちを負った場合は、必ず病院で治療を受けましょう。

 

治療関連の費用

交通事故が原因で負傷した場合には、治療を受ける際に発生した費用や、仕事を休んだときの収入に対する補償を損害賠償として請求できます。

 

損害賠償の種類は多岐に渡りますが、代表例としては、以下の項目が挙げられます。

 

請求項目

内容

治療費

応急手当費、診察料、入院料、投薬料、手術料等の費用

付添看護費

近親者が付き添った場合や付添人を雇った場合の費用

通院交通費

通院に要した交通費

諸雑費

入院中の諸雑費

義肢等の費用

義肢、歯科補綴、義眼、補聴器、松葉杖などの費用

休業損害

事故による傷害のために発生した収入の減少・損害

 

慰謝料

交通事故の慰謝料は、通院期間・日数と3種類の基準を組み合わせて算出されます。以下は1〜6ヶ月間の通院慰謝料の相場です。

 

<通院慰謝料の相場>

通院期間

自賠責基準※1

任意保険基準(推定)

弁護士基準

1ヶ月間

8万4,000円

12万6,000円

19万円

2ヶ月間

16万8,000円

25万2,000円

36万円

3ヶ月間

25万2,000円

37万8,000円

53万円

4ヶ月間

33万6,000円

47万8,000円

67万円

5ヶ月間

42万円

56万8,000円

79万円

6ヶ月間

50万4,000円

64万2,000円

89万円

※自賠責基準は月の通院日数を10日間で計算

 

大半の事故では、加害者側の保険会社が定めた基準である『任意保険基準』が適用されています。なお、最も慰謝料が高額である弁護士基準で請求するには、弁護士への依頼が有効です。

 

むちうちの慰謝料の計算・請求方法については、以下の記事で解説しています。詳細を確認したい場合は、併せてご覧ください。

 

むちうちについて適正な治療を受けるには

むちうちは外傷がなく、レントゲンでも異常を視覚化しにくい負傷です。そのため治療の必要性の判断は容易ではなく「もう治療は必要ないのでは?」と、加害者側から主張される可能性もあります。このような場合、揉め事に発展してしまうかもしれません。

 

そこで、むちうちについて適正な治療を受けるためのポイントを、3つご紹介します。治療を受ける際には、以下の3点を意識してみてください。

 

むちうちの治療を受ける際の注意点

  • 通院は定期的に行う
  • 診察で一貫性がない主張をしない
  • 神経学的検査を受ける

 

通院は定期的に行う

通院頻度が月1回と極端に少なかったり、予約をしていた日に通院をキャンセルしたりなど、通院を怠っていると「本当はもう治療を受ける必要はないのでは?」と判断されて、治療の終了を催促されてしまう恐れがあります。

 

交通事故の損害賠償請求において、通院実績は重要な判断要素です。通院頻度を積極的に増やした方がいいというわけではありませんが、最低でも、医師から指定された日の通院は絶対に怠らないようにしてください。

 

診察で一貫性がない主張をしない

むちうちは、他者から症状がわかりにくいため、症状の判断には診察時の負傷者の主張が重視されます。そのため、診察を受ける度に痛みの箇所や症状が変わるような一貫性のない主張をしてしまうと、医師が正確な判断を下せません。その結果、医師からも負傷の有無を疑われるかもしれません。

 

ですから、診察を受ける前には自覚症状をしっかり把握して、医師に正確に伝えることを意識しましょう。

 

神経学的検査を受ける

むちうちは神経学検査を受けることで、検査結果によっては症状を証明する証拠として扱える場合があります。むちうちを加害者側から疑われた場合には、以下の検査を受けることを検討してみてください。

 

神経学検査は、担当医に相談すれば、受けることが可能です。

 

検査

内容

ジャクソンテスト

患者の頭部を後ろに曲げて圧迫し痛みの有無を確認する検査

スパーリングテスト

患者の頭部を痛みのある方向に曲げて反応を確認する検査

ショルダーデプレッションテスト

患者の肩を押し上げて頭を逆側に倒すことで痛みの有無を確認する検査

 

まとめ

事故直後は何ともなくても、あとから負傷が発覚するケースは珍しくありません。特にむちうちは時間差で痛みが出やすい怪我ですので、事故後に自覚症状がある場合には、すぐ病院で検査を受けましょう。

 

交通事故は病院での治療の有無によって、請求できる損害賠償の額は大きく変わります。事故から時間が経ち過ぎてむちうちが認められないと、損害賠償を請求し損なってしまう恐れがあるので、ご注意ください。

 

また、むちうちは他者から症状がわかりにくく、そのせいで揉め事に発展することも多々あります。ご自身での解決が難しい場合には、弁護士の法律相談を利用して解決策を確認してみましょう。

 

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この記事を監修した法律事務所

Thum_umezawa
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

交通事故のトラブル解決の為に、何をどうすれば良いかわからない方へ


交通事故の9割は示談交渉で決着がつくと言われていますが、実際に自分が示談を進める際に出てくる交渉相手は、相手側保険会社の示談担当員です。

被害者自身やその家族が示談交渉に応じるのが一般的ですが、実際に何年も交通事故の示談交渉を続けてきたプロ相手に、実際の相場よりも低い金額で応じてしまい泣き寝入りをする方も多いのが実情です。

その結果、示談交渉では話し合いが進まず訴訟に発展するケースが増えています。2005年には6,035件だった訴訟件数が、2015年までの10年間で約3.24倍の19,559件に増加しているというデータがあります。

交通事故で被害に遭ったのは自分達の方なのに、適正な保障がされず、大きな後遺症が残った場合は今後の生活への不安も大きくなるでしょう。

もし、『できるだけ損をしたくない』『適正な保障をしてほしい』とお困りの方は、交通事故の問題に長年取り組んできた弁護士に相談してみましょう。

2015年現在、弁護士に依頼する割合は93.6%(訴訟時)という高い割合で利用されており、交通事故に関する専門知識もつ弁護士に相談することで、以下のメリットが望めます。

・保険会社との示談交渉を任せられる
・弁護士基準という慰謝料や示談金を増額できる基準が使える
・事故の過失を適正な割合で計算してくれる
・後遺障害(後遺症)の正しい等級を認定しやすくなる など

弁護士に依頼するのは費用がかかると思われるかもしれませんが、自動車保険の特約(弁護士費用特約)が付いていれば、弁護士費用は300万円まで保険会社が負担してくれます。

交通事故に関わる問題でお困りの事を、【交通事故を得意とする弁護士】に相談することで、有利な結果となる可能性が高まりますので、お一人で悩まず、まずは『無料相談』をご相談ください。

あなたのお悩みに、必ず役立つことをお約束します。

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編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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