交通事故での実況見分調書の入手方法|物損事故では入手できない?

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交通事故での実況見分調書の入手方法|物損事故では入手できない?
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2018.4.10
過失割合 弁護士監修記事

交通事故での実況見分調書の入手方法|物損事故では入手できない?

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事故の詳しい状況や内容が記載された『実況見分調書』。加害者と被害者の過失割合を決定するための重要な資料です。

 

この実況見分調書に書かれていることは適切であるか、また、自分が言ったことが正しく反映されているかなど、その内容が気になることもありますよね。

 

その際、どのような方法で、実況見分調書を入手すればよいのでしょうか?

 

今回は、加害者と被害者の過失割合を決定するための重要な資料である実況見分調書の入手方法について、解説していきます。

 

 

実況見分調書は“人身事故のみ”作成される

 

実況見分調書は、人身事故が発生したときのみ作成されます。

 

人身事故が発生すると、警察は捜査の一環として事故現場で実況見分を行い、捜査資料として実況見分調書を作成します。

 

一方、物損事故の場合、刑事事件として立件されないため実況見分は行われませんし、調書も作成されません。警察は『物件事故報告書』という簡易な資料のみ作成して処理を終えます。

 

 

実況見分調書の入手方法の流れ

実況見分調書の入手方法は、以下のような流れになります。

 

1.交通事故の際に実況見分を行った警察署へ連絡し、加害者の送致日、加害者が送致された検察庁、送致番号を聞く。

 

2.その検察庁に連絡し、警察から聞いた『送致日』と『送致番号』を伝え、実況見分調書の閲覧と謄写の予約申し込みをする(当日は閲覧や謄写をすることができないため、後日もう一度検察庁へ行く必要がある。この際、日程や持ち物を確認しておく)。

 

3.指定された日にもう一度検察庁へ行き、予約しておいた実況見分調書の閲覧、謄写を行う。費用に関しては法律では定められていないため、あらかじめ電話で確認しておく。

 

なお、検察庁によっては、

 

  • 電話で申し込んでおき、当日に閲覧・謄写ができる
  • 閲覧はできるが、謄写することはできない
  • 閲覧・謄写のいずれもできないが、その場で書き写すことはできる

 

など、入手するための条件や可能なことはさまざまですので、無駄な手間を省くためにも、検察庁へ出向く前にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

 

 

入手にあたっての注意事項

実況見分調書を入手するにあたっては、以下の2つのことに注意をしてください。

 

捜査期間中には入手できない

まず、警察による捜査中は、実況見分調書を入手することができません。つまり、加害者に対して起訴、または不起訴の処分が下された後でなければ実況見分調書は入手できないということです。

 

物損事故では入手できない

そもそも、実況見分調書は人身事故の場合のみ作成されるため、物損事故のケースでは入手することはできません。

 

物損事故の場合には、簡易的な『物件事故報告書』が作成されます。

 

物件事故報告書の内容としては、

 

  • 車両の損傷箇所
  • 事故が発生した場所や車両の進行方向を示した図面

 

などが記載される程度であり、事故状況を判断する材料は含まれていないことが多いです。

 

 

まとめ

実況見分調書は、事故の内容が記載されたとても重要な資料です。

 

加害者に対し、適切な処罰が下されているのかを確認するためにも、この記事で解説したような流れに沿って実況見分調書を入手してください。

 

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出典元一覧

警視庁

国土交通省

法務省

この記事を監修した弁護士事務所

Thum_umezawa
プラム綜合法律事務所
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は厳選 交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※厳選 交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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