累計相談数
104,700
件超
累計サイト訪問数
3,823
万件超
※2024年10月時点
ベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ) > 交通事故コラム > 交通事故後の対応 > 供述調書の内容に納得できない!訂正する方法や訂正できるケースとは?
キーワードからコラムを探す
更新日:

供述調書の内容に納得できない!訂正する方法や訂正できるケースとは?

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
供述調書の内容に納得できない!訂正する方法や訂正できるケースとは?

供述調書の内容に納得ができない場合、訂正をしてもらうことはできるのでしょうか?

また、訂正してもらうためにはどのような対処をする必要があるのでしょうか。

刑事事件の供述調書が民事事件で提出されることは多くはありませんが、まったくないわけではありません。

今回は、供述調書の内容に納得がいかない場合の内容を訂正してもらう方法と、訂正できるケースなどについて解説していきます。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ交通事故で
交通事故に強い弁護士を探す

 

事故が発生すると供述調書が作成される

人身事故などに巻き込まれてしまった場合、刑事手続きが開始され、関係者の供述調書が作成されます。

供述調書は厳格な刑事手続きの中で作成される資料であるため、証拠として提出された場合、高い信用性があります。

そのため、もしも捜査機関の取調べの結果、事実と異なる内容で供述調書が作成されてしまうと、あなたに不利な証拠となるおそれがあります。

なお、刑事事件では供述調書の任意性や信用性が問題となり得る場合がありますが、民事事件ではほとんどありません。そのため、一度誤った内容の供述調書が刑事手続で作成された場合、これが致命的となってしまう可能性もゼロではありません。

供述調書の訂正を求めるための流れ

供述調書は基本的に、一度サインすると訂正・変更はできません。後々、内容に誤りがあった旨の供述調書を作成することも不可能ではありませんが、一度作成された供述調書はそれ自体が証拠となります。

そのため、供述調書の内容を訂正したいのであれば、サインする前に内容に不備・不正確な部分がある旨をはっきり伝え、訂正を求めましょう。

供述調書にサインする前に必ず確認すること

供述調書にサインをしてしまうと、その訂正を求めることは困難を極めます。

そういった事態を避けるために、供述調書作成の際には以下のことに注意してください。

納得いくまでサインしない

供述調書には、加害者・被害者それぞれの主張が反映されます。

しかし、その内容が自分の意図したものとはかけ離れたものであったり、納得できないものだったりすることも考えられます。その際は、内容に納得できるまで絶対にサインはしないようにしてください。

また、あいまいな回答はせず、自分の意見をしっかりと主張するようにしましょう。

その場で訂正してもらう

取調べを受けている際、自分の主張とは異なる内容が供述調書に書かれた場合、その場で訂正を求めるようにしましょう。必ず訂正されたことを確認し、納得してからサインをするようにしましょう。

言いたくないことは言わない

被疑者には黙秘権があるので、何も言いたくない場合は黙秘するという方法もあります。

例えば、検察官から「~じゃないのか?」、「~は違うんじゃないか?」など、答えを誘導されるような質問をされてしまうと、「そうかもしれない。」と感じはじめることもあり得ます。

そういったときに、何となく「そうだと思います。」などと言ってしまうことで、それが供述調書に書かれてしまうと、後から訂正することができなくなってしまいます。

このようにあいまいな回答をするくらいなら、はじめから黙秘権を行使して何も言わないようにしましょう。

黙秘権は被疑者に与えられた権利であり、これを使ったからといって不利益を被るということはありません。

何も言わないという選択肢も視野に入れながら、自分の意見に自信を持って主張してください。

まとめ

供述調書の内容に納得ができない場合には、明確に事実と違う旨を伝えて訂正を求めましょう。

納得ができない供述調書には絶対にサインをしないように気をつけてください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ交通事故で
交通事故に強い弁護士を探す
この記事をシェアする

弁護士に相談するかお悩みの方へ

下のボタンからあなた当てはまるものを選んで悩みを解消しましょう。

弁護士が必要か分からない方
保険会社に相談
弁護士に相談
自力で解決

弁護士に相談する以外にも様々な方法があります。
あなたは弁護士に相談すべきかを診断してみましょう。

\ 最短10秒で完了 /

弁護士の必要性を診断する無料
弁護士の費用が心配な方

弁護士費用特約があれば 実質0円で依頼できます!

多くの保険会社では、被害者1名につき最大300万円までの弁護士費用を負担してくれます。特約があるか分からない方でも、お気軽にご相談ください。弁護士と一緒にご確認した上で依頼の有無を決めて頂けます。

特約を利用して弁護士に相談する
弁護士の選び方が分からない方

交通事故問題を依頼する弁護士の選び方にはポイントがあります。

  • 過去の解決事例を確認する
  • 料金体系が明確である弁護士を選ぶ
  • 交通事故問題が得意な弁護士から選ぶ

等です。

詳しくは以下の記事を読んで、正しい弁護士の選び方を理解した上で弁護士に相談しましょう。

弁護士の選び方について詳しくみる
東京
神奈川
福岡
大阪
京都
愛知
【重篤事故・死亡事故にも実績多数】芝綜合法律事務所

2000万円の増額実績あり】⇒詳細は解決事例をタップ◆死亡事故/後遺障害案件など交通事故に幅広く対応◆保険会社との交渉や訴訟はお任せを!ご相談者様に寄り添ったきめ細やかな対応弁護士費用特約のご利用で自己負担は0!】

事務所詳細を見る
しみず法律事務所

【初回相談料0円|軽傷死亡事故にも対応】ご相談者様のコンシェルジュ役として、総合的にサポート◎/交通事故に関する豊富な経験を活かして、刑事事件に発展するような複雑なご相談にも対応いたします!

事務所詳細を見る
弁護士法人みずき

相談料着手金無料治療の打ち切りを迫られている/後遺障害認定に納得がいかない/示談交渉をしてほしい交通事故に遭ったらすぐにご相談を経験豊富な弁護士が事故発生直後からあなたをサポート致します!

事務所詳細を見る
東京都の弁護士一覧はこちら
あらゆる事故に備える!ベンナビ弁護士保険
弁護士費用を補償

交通事故や自転車事故など、事故はいつ起きてしまうか分からないものです。弁護士費用を用意できず泣き寝入りとなってしまうケースも少なくありません。

ベンナビ弁護士保険は、弁護士依頼で発生する着手金を補償する保険です。

交通事故だけでなく、自転車事故、労働問題、離婚、相続トラブルなど幅広い法的トラブルで利用することができます。

無料で資料ダウンロード
弁護士費用を負担してくれる
弁護士保険で法律トラブルに備える
弁護士保険に関する資料のお届け先
氏名
必須
フリガナ
必須
電話番号
必須
メールアドレス
必須
この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
編集部

本記事はベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

交通事故後の対応に関する新着コラム

交通事故後の対応に関する人気コラム

交通事故後の対応の関連コラム


交通事故後の対応コラム一覧へ戻る
弁護士の方はこちら