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交通事故で法テラスを利用するメリットと注意点まとめ
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2018.8.10

交通事故で法テラスを利用するメリットと注意点まとめ

弁護士法人グリーンリーフ法律事務所
申 景秀 弁護士
監修記事
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法テラスとは、国民みながどこでも法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスの提供を受けられるようにしようという構想のもと設立され、例えば、経済的に余裕のない方が法的トラブルにあったときに、無料法律相談や必要に応じて弁護士・司法書士費用などの立替えも行っている公的機関です。

 

例えば、弁護士からは、事故発生時の対応・手続きの確認から、慰謝料の額や過失割合のもめ事の対処法など、交通事故問題を解決するアドバイスを受けることができます。

 

また、法テラスを利用すると弁護士費用の負担を減らす扶助も受けられます。弁護士費用の工面が難しい状況にある場合は、心強い味方となってくれるでしょう。

 

この記事では、交通事故に遭った被害者が法テラスを利用するメリットと注意点をご紹介します。ご自身だけでの事故対応が難しく、専門家への相談を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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法テラスが提供しているサービス

法テラスで受けられる主なサービスは、『法律問題の無料相談』『弁護士費用の扶助』の2つです。ここでは、法テラスはどのような目的で利用できるのかをご紹介します

 

法律問題の無料相談

お住まいの地域の法テラス、または法テラスと契約している弁護士事務所で無料相談が受けられます。刑事事件(加害者に科す罰則等の相談)以外であれば、どんな内容の相談でも可能です。なお、法律相談の利用時間は30分で、1つの問題につき3回まで相談が受けられます。

 

弁護士費用の扶助

法テラスを利用して弁護士に依頼すると、法テラスから一時的に弁護士費用を立て替えてもらえます。まとまったお金がなくても弁護士を雇えるのは大きなメリットだといえるでしょう。ただし、立て替えてもらった費用はその後で分割返済が必要で、無料で弁護士を雇えるというわけではありません。

 

とはいえ、交通事故被害の場合は、事故解決後に加害者側の保険会社から支払われた保険金を返済に充てられるので、通常の法律問題よりも費用の負担は少ないでしょう。

 

法テラスを利用するための条件

冒頭でも述べたとおり、法テラスは経済的事情で法律問題の解決が困難な被害者の救済を目的にできた機関です。そのため、利用するための条件が定められています。

 

  1. 収入・資産が一定以下であること
  2. 勝訴の見込みがないとはいえないこと
  3. 民事法律扶助の趣旨に適すること

 

無料法律相談の利用は①と③、民事法律扶助の利用は①②③のすべてを満たさなければいけません。ここでは、法テラスを利用するための条件を解説していきます。

 

①収入・資産が一定以下であること

法テラスの申請は、収入・資産が以下の基準以下である必要があります。

 

<収入の基準>

人数(※1)

手取り月収の基準(※2)

家賃または住宅ローンを負担している場合に加算できる限度額(※3)

1人

18万2,000円以下
(20万200円以下)

4万1,000円以下
(5万3,000円以下)

2人

25万1,000円以下
(27万6,100円以下)

5万3,000円以下
(6万8,000円以下)

3人

27万2,000円以下
(29万9,200円以下)

6万6,000円以下
(8万5,000円以下)

4人

29万9,000円以下
(32万8,900円以下)

7万1,000円以下
(9万2,000円以下)

 

※1申請者と同居している家計に貢献している同居人の人数

※2( )内は申請者が東京・大阪など生活保護一級地の場合に適用

※3申請者が家賃や住宅ローンを負担している場合は手取り月収の基準に加算できる

 

<資産の基準>

人数(※1)

資産合計額の基準(※2)

1人

180万以下

2人

250万以下

3人

270万以下

4人

300万以下

 

※1申請者と同居している家計に貢献している同居人の人数

※2医療費や教育費等の出費が確定している場合は相当分が控除される(無料法律相談の場合は3ヶ月以内の出費のみ対象)

 

②勝訴の見込みがないとはいえないこと

示談や裁判などの手続きを踏めば問題が解決できる案件であれば、この条件は満たせていることになるでしょう。

 

例えば、「車はかすり傷だけなのに新車を購入する代金を請求したい」など、よほど理不尽な請求依頼でなければこの条件を満たせないことはないかと思われます。

 

③民事法律扶助の趣旨に適すること

『民事法律扶助の趣旨に適すること』を要約すると、相手に対する嫌がらせや報復を目的としていないかを意味しています。法テラスは被害者の救済を目的としているため、そのような目的での利用は不当とみなされて許可されません。

 

例えば、報復感情を満たすだけや宣伝のためといった場合、または権利濫用的な裁判の場合は、法テラスを利用できません。

 

法テラスを利用するメリット

交通事故被害者が法テラスを利用するメリットは以下の3点です。ここでは法テラスのメリットを解説しながら、交通事故被害者が法テラスを利用した方がよい状況をご紹介します。

 

  • 交通事故の手続きを確認できる
  • 弁護士費用の支払い負担が少なくなる
  • 慰謝料を増額できる可能性が高い

 

交通事故の手続きを確認できる

交通事故後の手続きや対応がわからない場合は、法テラスに相談することでご自身がやるべきことを確認できます。交通事故被害で請求できる損害賠償は、手続きの進め方によって金額が大きく変わることがあるので、わからないことはすぐに相談した方がよいでしょう。

 

法テラスは相談だけなら無料で3回まで利用できるので、法テラスの利用条件を満たせているのであれば、法テラスへの無料相談を利用した方がよいでしょう。

 

弁護士費用の支払い負担が少なくなる

法テラスから弁護士費用の扶助を受けた場合、毎月の返済は原則として1万円(支払いが厳しい場合は5,000円まで抑えることも可)となります。交通事故では着手金だけで弁護士費用が10万円以上かかる事務所も多いので、すぐに弁護士費用を用意できない場合には、まずは分割払いでの依頼を検討してみましょう。

 

<弁護士への示談交渉依頼の相場>

示談交渉

着手金

報酬金(慰謝料)

着手金あり

10〜20万円

報酬金の10〜20%

着手金なし

無料

報酬額の20〜30%

 

なお、申請者が生活保護を受けている場合は、返済が免除されて無料で弁護士依頼ができるケースもあります。もし生活保護を受けているのであれば、法テラスに問い合わせて確認してみましょう。

 

慰謝料を増額できる可能性が高い

交通事故被害で弁護士に依頼した場合、加害者側の保険会社から支払われる慰謝料が増額する可能性が非常に高いです。通常だと交通事故の慰謝料は保険会社の独自の基準(任意保険基準)で計算されますが、弁護士を雇うと過去の裁判結果を参考にした弁護士基準で慰謝料を請求できるからです。

 

<通院慰謝料の相場>

通院期間

任意保険基準(推定)

弁護士基準(※2)

1ヶ月間

12万6,000円

28(19)万円

2ヶ月間

25万2,000円

52(36)万円

3ヶ月間

37万8,000円

73(53)万円

4ヶ月間

47万8,000円

90(67)万円

5ヶ月間

56万8,000円

105(79)万円

6ヶ月間

64万2,000円

116(89)万円

※2( )はむちうちなどの他覚症状がない負傷の慰謝料

 

特に通院が3ヶ月以上に長引いたり、入院や後遺障害が関与したりする事故の場合には、慰謝料の増額分が弁護士費用よりも大きくなる可能性があります。そのため、交通事故で重傷を負った場合には、無料相談でアドバイスを受けて弁護士への依頼を検討してみましょう。

 

法テラスを利用する際の注意点

法テラスでは弁護士を紹介してもらえますが、必ずしも交通事故問題の解決経験が豊富な弁護士を紹介してもらえるとは限りません。もし交通事故問題に不慣れな弁護士を紹介されてしまった場合、せっかく弁護士を雇っても思うような結果が得られない恐れがあります…。

 

弁護士は法律の知識は持ち合わせていても、あらゆる分野の法律問題を解決した経験があるわけではありません。弁護士にもジャンルによって得手不得手があるので、交通事故問題が得意な弁護士に必ず依頼できる保証がないのは、法テラスを利用する上での注意点です。

 

弁護士は自分で探して依頼するのがベスト

法テラスを利用しなくても、法テラスに加入している弁護士に依頼するという形式でなら、ご自身で弁護士を選択することもできます。つまり、『法テラスに加入している交通事故問題の解決が得意な弁護士を自分で探して依頼するのが、最もよい方法だといえるでしょう。

 

近年ではHPを開設している弁護士が増えてきていますし、当サイトのように法律分野ごとに弁護士を紹介するサービスも多いので、ネット検索を利用して弁護士を探す方法がおすすめです。

 

交通事故問題が得意な弁護士の探し方は以下の記事でも紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

 

 

まとめ

法テラスは、無料相談と弁護士費用の扶助が受けられる法律サービスを請け負う機関です。利用条件を満たしている場合には、専門家のサポートを低負担で受けられるので、まずは法律相談だけでも利用してみましょう。

 

交通事故の被害者が損をしない為にも
弁護士に相談する事をオススメします

一部ではありますが、弁護士に依頼することで以下のようなメリットがあります。
・慰謝料の増額が見込める
・過失割合の是正が見込める
・弁護士が面倒な手続きなどを代行してくれる

 
依頼するしないは別として、ご自身の場合、弁護士に依頼するとどのようなメリットがあるのかを具体的に相談してみることをオススメします。
 
当サイト『交通事故弁護士ナビ』は交通事故を得意とする弁護士を掲載しており、事務所への電話は【通話料無料】電話相談や面談相談が無料の事務所や、着手金が必要ない事務所もあります。
 
まずは下記よりお近くの弁護士を探して相談してみましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人グリーンリーフ法律事務所
申 景秀 弁護士 (埼玉弁護士会)
開業25年、埼玉で多数の交通事故事件を扱い、特に死亡事故や後遺症の事案対応が得意。ご依頼者の問題解決を第一に考え、迅速で丁寧な対応に定評がある。事故直後から裁判・示談交渉まで幅広く適切な対応が可能。

交通事故のトラブル解決の為に、何をどうすれば良いかわからない方へ


交通事故の9割は示談交渉で決着がつくと言われていますが、実際に自分が示談を進める際に出てくる交渉相手は、相手側保険会社の示談担当員です。

被害者自身やその家族が示談交渉に応じるのが一般的ですが、実際に何年も交通事故の示談交渉を続けてきたプロ相手に、実際の相場よりも低い金額で応じてしまい泣き寝入りをする方も多いのが実情です。

その結果、示談交渉では話し合いが進まず訴訟に発展するケースが増えています。2005年には6,035件だった訴訟件数が、2015年までの10年間で約3.24倍の19,559件に増加しているというデータがあります。

交通事故で被害に遭ったのは自分達の方なのに、適正な保障がされず、大きな後遺症が残った場合は今後の生活への不安も大きくなるでしょう。

もし、『できるだけ損をしたくない』『適正な保障をしてほしい』とお困りの方は、交通事故の問題に長年取り組んできた弁護士に相談してみましょう。

2015年現在、弁護士に依頼する割合は93.6%(訴訟時)という高い割合で利用されており、交通事故に関する専門知識もつ弁護士に相談することで、以下のメリットが望めます。

・保険会社との示談交渉を任せられる
・弁護士基準という慰謝料や示談金を増額できる基準が使える
・事故の過失を適正な割合で計算してくれる
・後遺障害(後遺症)の正しい等級を認定しやすくなる など

弁護士に依頼するのは費用がかかると思われるかもしれませんが、自動車保険の特約(弁護士費用特約)が付いていれば、弁護士費用は300万円まで保険会社が負担してくれます。

交通事故に関わる問題でお困りの事を、【交通事故を得意とする弁護士】に相談することで、有利な結果となる可能性が高まりますので、お一人で悩まず、まずは『無料相談』をご相談ください。

あなたのお悩みに、必ず役立つことをお約束します。

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編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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