![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/jico-prod/ckeditor_assets/pictures/1470/content_553_2x.png?1583121463)
![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/jico-prod/ckeditor_assets/pictures/1469/content_557_2x.png?1583121413)
![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/jico-prod/ckeditor_assets/pictures/1468/content_14.png?1583120636)
交通事故には決まった治療期間はありません。『治療の効果がなくなるまで』が補償の対象となる治療期間です。
相手の保険会社が、「治療期間は〇ヶ月とし、それ以降の治療費は負担しない」などと言ってきたとしても、必ずしも治療そのものをやめなければならないわけではありません(その理由は本文内で説明します)。そのような通告後の治療行為も、補償の対象となり得ることは実務上よくあります。
この記事では、『怪我ごとの治療期間の目安』、『治療費の支払いを打ち切られたらどうすればいいか』、『通院期間ごとの慰謝料の金額』、『困ったときに弁護士に相談するメリット』などをご紹介します。
治療費を負担する立場である任意保険会社が、治療期間の目安としている『DMK136』という法則があります。
それは一体どんなものなのでしょうか?
打撲の治療期間は1ヶ月を目安にしているようです。
一口に打撲といっても、治療がほぼ必要ないような軽傷から、患部が青くなり、ひどく腫れ上がるようなものまでさまざまです。
そのような打撲はせいぜい1ヶ月程度の治療で軽快すると考えられているようです。
むちうち(捻挫)の治療期間は、一応3ヶ月程度が目安にはなります。
むちうちは他覚症状(画像診断などで見てわかる症状)がないことが多く、治療の必要性について判断が難しいところがあります。
1ヶ月で完治することもあれば、半年通っても軽快しないということもあり得ます。
もっとも、大体のむちうち(捻挫)は、3ヶ月程度の治療期間で軽快すると考えられているようです。
骨折の治療期間は6ヶ月を目安にしているようです。
ただ、骨折の部位や程度、被害者の年齢によって治療に要する期間は変動し得るため、これはあくまで目安に過ぎないと思われます。
相手の保険会社は、『DMK136』に沿った治療期間を目安に、治療費の支払い打ち切りを打診してくる可能性があります(もちろん、すべての保険会社が治療費を打ち切ってくるわけではありません)。
相手の保険会社は、なぜ治療費の支払いを打ち切ろうとするのでしょうか?
1つ目の理由は、『支払う治療費を安くしたいから』です。
任意保険会社は、国が運営しているものでもなければ、ボランティア活動をしているわけでもありません。ごく普通の営利企業です。
出費をできる限り少なくしようとするのは、経営の観点から当然のことです。
2つ目の理由は『支払う慰謝料を安くしたいから』です。
後述しますが、加害者から被害者への『慰謝料』は、治療期間や治療回数に基づいて算定されるのが通常です。
被害者の治療が長引くと、慰謝料も高くなってしまうので、『通院の必要がない程度であれば、治療をやめてもらいたい』というのが任意保険会社の本音でしょう。
怪我の回復に時間がかかっているにもかかわらず、一方的に治療費の支払いを打ち切られてしまったときはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは、取るべき行動を具体的に説明していきます。
治療費支払いの打ち切り方には、大きく分けて2種類あります。
①保険会社が直接病院に支払っていたが、それをやめてしまった
②まずは被害者自身が治療費を支払い、後から保険会社に請求していたが、「今後の治療費は負担できない」と言われた
どちらのパターンでも対処法は同じです。治療の効果がなくなるまで、まずは自腹で治療を続けるという方法があり得ます。
治療を受けたら必ず領収書を保管しておきましょう。そして、示談のタイミングでまとめて請求しましょう。
示談は、治療がすべて終わり、事故によって被害者が受けた損害が確定してから行われるものです。このとき、保険会社が治療費の支払いに応じようとしない場合は、弁護士に相談した方がいいかもしれません。
交通事故に対する慰謝料というのは、主に通院期間によって決まります。参考までに、いくらぐらいになるのか確認しましょう。
自賠責基準(週2回、月8回の通院) |
20万6,400円 |
弁護士基準(他覚症状のないむちうちの場合) |
53万円 |
弁護士基準 |
73万円 |
上記が、3ヶ月通院した場合の『通院慰謝料』の具体的な金額基準になります。
慰謝料の金額は治療期間以外の要素で変動することもあるので、目安としてお考えください。
「自賠責基準と弁護士基準ってなに? 随分金額が違うけど…」と感じたあなたは、下記の記事を読んでみてください。
自賠責基準(週2回、月8回の通院) |
41万2,800円 |
弁護士基準(他覚症状のないむちうちの場合) |
89万円 |
弁護士基準 |
116万円 |
上記の表が通院6ヶ月の場合のものになります。こちらも、金額は目安としてお考えください。
適正な補償を受けるためには『一定の頻度できちんと通院』することが重要です。
ただ、骨折の場合、骨が接合するまでは積極的な治療はされないことが多いため、通院回数は少なくなる(月1回程度など)のはやむを得ないでしょう。
他方、むちうちなどは、ある程度経過を見ながら治療をしていくのが通常であるため、週1~2回程度は病院または整骨院で治療をする方が無難です。例えば、むちうちを負った被害者がいくら「痛い」と言っていても、他覚所見がなく、かつ通院もあまりしていないようであれば、客観的に治療が必要とはいえない、と評価されてもやむを得ないかもしれません。
保険会社に治療費の支払いを打ち切られてしまったときは、弁護士に相談した方がいいのでしょうか? また、弁護士に相談するとどんなメリットがあるのでしょうか?
相手の保険会社は独自の判断で治療費の支払いを打ち切ることがあります。
それに対し、こちらが治療を続け、打ち切り後の治療費を請求した場合、トラブルになる可能性が高いでしょう。
「保険会社の人にそんなこと言いにくい」「治療の必要性についてどのように主張立証すればよいかわからない」という人は、弁護士に相談した方がいいでしょう。
あなたと保険会社の間で起こり得るトラブルは、弁護士が解決へと導いてくれます。
弁護士に依頼をしてしまえば、面倒な手続きなどは基本的には弁護士に任せることができます。
例えば、仕事中でも相手の保険会社から電話が来れば、その対応に追われるかもしれません。これは、被害者にとっては大きなストレスになります。
もし弁護士に依頼すれば、『自分が依頼した弁護士 対 相手の保険会社』でやりとりをすることになるので、余計なストレスを溜めずに済むはずです。
弁護士に示談交渉を依頼すると、慰謝料が増額する可能性があります。
前述の、『治療期間によって慰謝料の金額が変わる!』の部分で出てきた、『自賠責基準』と『弁護士基準』の金額差がまさにこれにあたります。
弁護士に依頼することで、弁護士基準で請求してもらうことが期待できます。
この記事の中で重要なポイントをまとめました。
交通事故において、加害者、もしくは加害者が加入している任意保険会社との間でトラブルになりそうな場合は、まずは弁護士に相談してみましょう。被害者の方にとって、決して損はないはずです。
弁護士に相談するかお悩みの方へ
下のボタンからあなた当てはまるものを選んで悩みを解消しましょう。
弁護士費用特約があれば 実質0円で依頼できます!
多くの保険会社では、被害者1名につき最大300万円までの弁護士費用を負担してくれます。特約があるか分からない方でも、お気軽にご相談ください。弁護士と一緒にご確認した上で依頼の有無を決めて頂けます。
特約を利用して弁護士に相談する交通事故問題を依頼する弁護士の選び方にはポイントがあります。
等です。
詳しくは以下の記事を読んで、正しい弁護士の選び方を理解した上で弁護士に相談しましょう。
弁護士の選び方について詳しくみる【相談料・着手金0円|相談実績1600件以上】事故被害でお困りであれば当事務所が事故直後からサポートいたします!むち打ち~重度なケガまで【むち打ちで14等級認定実績あり】【全国オンライン対応/出張面談可】
事務所詳細を見る【事故被害者は初回相談料・着手金0円】◆交通事故専門チームが迅速に対応いたします。◆示談金の大幅な増額実績多数◆まずは無料でお気軽にご相談ください【「町田駅」より徒歩3分】
事務所詳細を見る【来所不要・交通事故の被害者は初回相談料0円】◆豊富な解決実績◆示談金の大幅な増額実績多数◆交通事故専門チームが丁寧に対応します。まずは無料でご相談ください。【「立川」駅北口より徒歩6分】
事務所詳細を見る交通事故を起こした際は、損害賠償の内容を示談書にまとめておくことが大切です。しかし、具体的な記載事項や書き方がわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。...
多くの交通事故では加害者側の保険会社や加害者本人が慰謝料を支払うものですが、加害者が業務中に交通事故を起こした事案や加害者が未成年者のケースなどでは、加害者に加...
本記事では、交通事故の裁判における和解率や、和解のメリット・種類・手続きの流れなどを解説します。 交通事故の被害に遭い、加害者側に対して損害賠償請求をおこなっ...
家族が交通事故で意識不明になった場合、加害者側に対して高額の損害賠償を請求できる可能性があります。本記事では、交通事故で家族が意識不明になった場合における損害賠...
交通事故に遭っあった場合、慰謝料を請求することが可能です。この記事では、交慰謝料の基準や増額のポイントを解説します。
交通事故に巻き込まれてむちうちになった場合、適切な慰謝料を受け取るためには、弁護士に依頼するのがおすすめです。この記事では、むちうちについて弁護士に相談すべき理...
交通事故の慰謝料相場について徹底解説【弁護士監修】入通院慰謝料(約19万円/ひと月通院)、後遺障害慰謝料(14級で110万円)、死亡慰謝料(最大2,800万円)...
この記事では、後遺障害逸失利益をもらえない理由や、どうしても請求に応じてくれない場合に対象法について解説しています。
損害賠償請求とは契約違反や不法行為により生じた損害の補填を請求することです。本記事では、損害賠償の種類や請求方法、注意点などを解説します。
交通事故で脳挫傷を負った際の慰謝料は、症状の重さに応じて変わります。重度の後遺症が残った場合には1000万円を超えるケースもありますし、弁護士に依頼することで増...
交通事故で負傷した場合は、その肉体的・精神的苦痛に対して慰謝料を請求できます。本記事では、慰謝料の基礎知識から相場、増額方法について解説しています。
交通事故の被害に遭った際に、損害賠償請求ができる項目や相場を知らないと、加害者側保険会社の提示金額を鵜呑みにしてしまい適正な金額の賠償を受けられない恐れがありま...
人身事故と物損事故ではそれぞれ手続きの流れが異なり、けがをしているのに物損事故で処理すると、十分な補償が受けられないなどのデメリットがあります。本記事では、人身...
慰謝料とは、精神的苦痛に対して支払われる賠償金です。交通事故の場合だと、事故被害で怪我を負った(または死亡事故)の場合に請求可能です。この記事では、交通事故の慰...
「休業損害証明書の書き方について知りたい」「休業損害の相場を把握したい」などの悩みを抱えている交通事故被害者の方に向けて、本記事では休業損害証明書の書き方やパタ...
交通事故によるケガ、病気等で会社を休んだ場合に受けられるのが休業補償と呼ばれるものですが、休業損害や休業手当と混合される場合も多いです。この記事では、会社を休ん...
「追突事故の慰謝料について知りたい」、「慰謝料を増額したい」などのお悩みを抱えている交通事故被害者の方に向けて、この記事では追突事故の慰謝料の相場や種類、増額さ...
保険金は事故被害から早く立ち直るための大切なお金です。いつどのくらいもらえるのか気になる方が多いのではないでしょうか。この記事では交通事故の保険金の算出方法や相...
休業損害とは、交通事故により仕事を休んだことで減収したことに対する損害のことを呼びます。職業や請求方法などにより金額は大きく変わりますので、適切な額を受け取るた...
逸失利益とは、交通事故で後遺障害が残ったり死亡したりするなどして、将来分の収入が減少したことに対する損害のことです。特に逸失利益は高額になるケースも多いため、詳...
巻き込み事故の被害で請求できる慰謝料は、怪我の治療期間や慰謝料の算出基準、過失割合など多くの要素を参考に算出されます。この記事では、巻き込み事故で請求できる慰謝...
高次脳機能障害が後遺障害として認定されると、その症状の度合い(等級)に応じて慰謝料や逸失利益などの損害賠償請求をする権利が認められます。高次脳機能障害で請求でき...
「治療費の支払いは来月から打ち切ります」「そろそろ症状固定としましょう」などと言われ、保険会社から治療費を打ち切られた被害者は少なくありません。この記事では、保...
交通事故の傷跡が残った場合、後遺障害慰謝料を請求できる可能性があります。なお後遺障害等級は14段階に分かれており、何級が認定されるかによって慰謝料の金額は大きく...
交通事故の裁判費用の内訳とそのシミュレーション、費用を抑えるポイント、裁判費用を加害者に支払ってもらえるケースを解説しています。
交通事故で入院や通院した際に請求できる慰謝料として、入通院慰謝料があります。治療期間に応じて金額は変動するほか、計算にあたっては弁護士基準などの計算基準もあるの...
交通事故で6ヶ月間の通院をした場合の慰謝料相場額をご紹介します。慰謝料の算出方法や増額するポイントなども解説していますので、保険会社と示談交渉(保険金の額を決め...
道路交通法では自動車事故も自転車事故も同じ交通事故として扱われます。そのため、自転車事故でも被害が大きい場合には、それ相応の損害賠償を請求できる権利が認められる...
交通事故の被害に遭った際に、損害賠償請求ができる項目や相場を知らないと、加害者側保険会社の提示金額を鵜呑みにしてしまい適正な金額の賠償を受けられない恐れがありま...
交通事故で軽傷を負った場合の慰謝料について、計算方法や相場を解説します。また、弁護士に示談交渉の代理をお願いする目安についても解説しますので、併せてご確認くださ...
この記事では、後遺障害逸失利益をもらえない理由や、どうしても請求に応じてくれない場合に対象法について解説しています。
接触事故で何かしらの傷害を負った場合には、その精神的苦痛に対する保障として慰謝料の請求が可能です。この記事では接触事故で請求できる慰謝料の相場額(請求例)と慰謝...