交通事故慰謝料の入通院に対する損害賠償額の計算方法と増額させ

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交通事故慰謝料の入通院に対する損害賠償額の計算方法と増額させる方法
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2017.10.6

交通事故慰謝料の入通院に対する損害賠償額の計算方法と増額させる方法

Nyuutsu-inn

交通事故の被害でケガや入院や通院をすることになった場合、被害者は加害者に対して「入通院慰謝料」と「後遺障害慰謝料」という2つの慰謝料を請求することができます。

 

今回ご紹介する入通院慰謝料を算定する場合、「自賠責保険基準」「任意保険基準」「裁判所基準(弁護士基準)」と呼ばれる慰謝料額の基準となるものがあり、被害者の最低限の損害を補償する自賠責保険基準よりも、裁判で争われた過去の判例を基に算出する裁判所基準の方が2倍〜5倍ほど高額になることをご存知でしょうか?

 

当然、被害者は裁判所基準で請求したいとは思いますが、保険会社側は入通院慰謝料を独自の基準で交渉してきます。この示談交渉時に被害者が損をしないためには、まずは全ての基準でどの程度の慰謝料になるのかを把握しておく必要があります。

 

そこで、交通事故の入通院慰謝料を正しく計算し、少しでも慰謝料を増額させる手順をご紹介していきます。 なお、「後遺障害慰謝料」については、「後遺障害の等級に該当する症状と適切な認定を獲得する全知識」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。  

 

適切入通院慰謝料の獲得をするなら
弁護士に相談するのがオススメです

一部ではありますが、弁護士に依頼することで以下のようなメリットがあります。

 

  • 慰謝料の増額が見込める
  • 過失割合の是正が見込める
  • 弁護士が面倒な手続きなどを代行してくれる

 

依頼するしないは別として、ご自身の場合、弁護士に依頼するとどのようなメリットがあるのかを具体的に相談してみることをオススメします。 当サイト『厳選 交通事故弁護士ナビ』は交通事故を得意とする弁護士のみを掲載しており、事務所への電話は【通話料無料】電話相談や面談相談が無料の事務所や、着手金が必要ない事務所もあります。 まずは下記よりお近くの弁護士を探して相談してみましょう。

 

 

 【目次】
交通事故で請求できる入通院慰謝料の基準と計算方法
自賠責保険における入通院慰謝料の計算式
任意保険における入通院慰謝料の算定票
裁判所基準(弁護士基準)における入通院慰謝料の算定票
入通院慰謝料をできるだけ多くもらうには弁護士基準で請求
被害者が請求できる入通院慰謝料以外の慰謝料
後遺障害慰謝料
死亡慰謝料の相場
入通院慰謝料の請求を得意とする弁護士を探す場合
慰謝料の金額が上がる可能性がある
示談交渉や書類作成をまかせることができる
適切な後遺障害認定を受けることができる
交通事故を得意とする弁護士を選ぼう
弁護士費用が心配な場合は法テラスの弁護士費用立替え制度を
まとめ

 

交通事故で請求できる入通院慰謝料の基準と計算方法

交通事故の被害で入院や通院が発生した場合に請求できる慰謝料を、入通院慰謝料と呼んでいます。すでにお伝えしたように、慰謝料の算定には3つの基準がありますので、それぞれの基準で入通院慰謝料がどのように変わっていくのか、順番にご説明します。

 

自賠責保険における入通院慰謝料の計算式

実際の計算式には、「入院期間と実通院日数を2倍したもの」と「治療期間」を比べて、少ない日数を基準に適用されます。自賠責保険では計算基準が法律で決まっており、慰謝料は1日4,200円と設定されています。

入通院慰謝料の計算式

  1. 治療期間(入院期間+通院期間)
  2. 実通院日数(入院期間+実通院日数)×2

この2つの計算式を比べて日数が少ない方を採用し、4,200円をかけて計算します。  

 

入通院慰謝料の計算例

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

交通事故の治療で90日間入院し、

通院期間が150日間(実際は130日)だった場合

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  1. 90 + 150 =240日
  2. 220 × 2=440日

 

日数の少ない①を採用し・・・【240日 × 4,200円 = 1,008,000円】 これにより、自賠責法に基づく交通事故の入通院慰謝料は1,008,000円となります。実際の慰謝料は、これに後遺障害の等級別の慰謝料が加わって総額が決まります。

 

よく勘違いしやすいのは、損害賠償金の中に慰謝料が含まれているという点です。 つまり、一般的に言う慰謝料は、【治療費用+入院雑費+休業損害+入通院慰謝料+後遺障害慰謝料(死亡慰謝料)】を足した総額が『損害賠償額』を指すことになります。

 

より詳しい金額や計算の要件などは「交通事故の慰謝料|一般的な相場と慰謝料を引き上げる方法」をチェックいただくと分かりやすいと思います。  

 

任意保険における入通院慰謝料の算定票

任意保険が独自の基準によって算出するものであるため、定額の決まった慰謝料があるわけではありません。

 

下記の表にある程度の相場をまとめたものをご紹介しますので、こちらを参考にしていただければ、実際に保険会社から示談交渉があった際の比較になるかと思います。

 

例えば入院が90日、通院が120日なら黄色く塗りつぶした部分に該当し、108万円になります。

 

表:任意保険基準の入通院慰謝料(単位:万円)

 

入院

1ヶ月

2ヶ月

3ヶ月

4ヶ月

5ヶ月

6ヶ月

7ヶ月

8ヶ月

9ヶ月

10ヶ月

通院

25.2

50.4

75.6

95.8

113.4

113.4

128.6

141.2

152.4

162.6

170.2

1ヶ月

12.6

37.8

63.0

85.6

104.7

120.9

134.9

147.4

157.6

167.6

173.9

2ヶ月

25.2

50.4

73.0

94.6

112.2

127.2

141.2

152.5

162.6

171.4

176.4

3ヶ月

37.8

60.4

82.0

102.0

118.5

133.5

146.3

157.6

166.4

173.9

178.9

4か月

47.8

69.4

89.4

108.4

124.8

138.6

151.3

161.3

168.9

176.4

181.4

5ヶ月

56.8

76.8

95.8

114.6

129.9

143.6

155.1

163.8

171.4

178.9

183.9

6ヶ月

64.2

83.2

102.0

119.8

134.9

147.4

157.6

166.3

173.9

181.4

185.4

7ヶ月

70.6

89.4

107.2

124.3

136.7

149.9

160.1

168.8

176.4

183.9

188.9

8ヶ月

76.8

94.6

112.2

128.6

141.2

152.4

162.6

171.3

178.9

186.4

191.4

9ヶ月

82.0

99.6

116.0

131.1

143.7

154.9

165.1

173.8

181.4

188.9

193.9

10ヶ月

87.0

103.4

118.5

133.6

146.2

157.4

167.6

176.3

183.9

191.4

196.4

 

裁判所基準(弁護士基準)における入通院慰謝料の算定票

裁判で争われた過去の慰謝料額を参考にしていますので、保険会社との交渉には下記の表を使うと良いと思います。

 

こちらでも入院90日、通院120日とした場合、黄色く塗りつぶした196万円が、弁護士基準で請求できる入通院慰謝料になります。

 

表:通常の弁護士基準による入通院慰謝料の表(単位:万円)

 

入院

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

13月

14月

15月

通院

 

53

101

145

184

217

244

266

284

297

306

314

321

328

334

340

1月

28

77

122

162

199

228

252

274

191

303

311

318

325

332

336

342

2月

52

98

139

177

210

236

260

281

297

308

315

322

329

334

338

344

3月

73

115

154

188

218

244

267

287

302

312

319

326

331

336

340

346

4月

90

130

165

196

226

251

273

292

306

316

323

328

333

338

342

348

5月

105

141

173

204

233

257

278

296

310

320

325

330

335

340

344

350

6月

116

149

181

211

239

262

282

300

314

322

327

332

337

342

346

 

7月

124

157

188

217

244

266

286

304

316

324

329

334

339

344

 

 

8月

139

170

199

226

252

252

274

292

308

320

328

333

338

 

 

 

9月

139

170

199

226

252

274

292

308

320

328

333

338

 

 

 

 

10月

145

175

203

230

256

276

294

310

322

330

335

 

 

 

 

 

11月

150

179

207

234

258

278

296

312

324

332

 

 

 

 

 

 

12月

154

183

211

236

260

280

298

314

326

 

 

 

 

 

 

 

13月

158

187

213

232

262

282

300

316

 

 

 

 

 

 

 

 

14月

162

189

215

240

264

284

302

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15月

164

191

217

242

266

288

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表:むち打ち症で他覚症状がない場合に適用される入通院慰謝料表(単位:万円)

 

入院

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

13月

14月

15月

通院

 

35

66

92

116

135

152

165

176

186

195

204

211

218

223

228

1月

19

52

83

106

128

145

160

171

182

190

199

206

212

219

224

229

2月

36

69

97

118

138

153

166

177

186

194

201

207

213

220

225

230

3月

53

83

109

128

146

159

172

181

190

196

202

208

214

221

226

231

4月

67

95

119

136

152

165

176

185

192

197

203

209

215

222

227

232

5月

79

105

127

142

158

169

180

187

193

198

204

210

216

223

228

233

6月

89

113

133

148

162

173

182

188

194

199

205

211

217

224

229

 

7月

97

119

139

152

166

175

183

189

195

200

206

212

218

225

 

 

8月

103

125

143

156

168

176

184

190

196

201

207

213

219

 

 

 

9月

109

129

147

158

169

177

185

191

197

202

208

214

 

 

 

 

10月

113

133

149

159

170

178

186

192

198

203

209

 

 

 

 

 

11月

117

135

150

160

171

179

187

193

199

204

 

 

 

 

 

 

12月

119

136

151

161

172

180

188

194

200

 

 

 

 

 

 

 

13月

120

137

152

162

173

181

189

195

 

 

 

 

 

 

 

 

14月

121

138

153

163

174

182

190

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15月

122

139

154

164

175

183

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入通院慰謝料をできるだけ多くもらうには弁護士基準で請求

自賠責保険基準では保険金の上限が120万円と決められています。つまり、120万円を超えてしまった場合は加害者加入の任意保険で補填してもらうことになります。

 

任意保険会社としては自賠責を超える部分は自社負担となるため、必要最低限ぎりぎりの金額まで減額を求めてくることもあります。 なお、任意保険会社に補償額の増額を求める場合、最も高額な慰謝料の基準になる裁判所基準(弁護士基準)で請求するのが定石です。

 

しかし、弁護士を付けずに、ただ「弁護士基準で支払ってほしい」と主張しても任意保険会社はなかなか認めないこともあります。

参考:交通事故の慰謝料|一般的な相場と慰謝料を引き上げる方法

 

被害者が請求できる入通院慰謝料以外の慰謝料

余談ですが、「入通院慰謝料」の他にも「後遺障害慰謝料」と「死亡慰謝料」というのがあります。「後遺障害慰謝料」は、後遺症のうち、後遺障害等級に認定された場合に支払われるもので、「死亡慰謝料」は被害者が死亡した場合に遺族に対して支払われるというお金になります。

 

後遺障害慰謝料

後遺障害慰謝料とは、後遺症と診断されたものの中でも、「等級」に認定された場合に請求できるお金の事で、後遺障害第1級〜後遺障害第14級まであります。   後遺障害慰謝料にも3つの基準があり、それぞれ金額が異なります。

 

 等級

自賠責基準

任意基準(推定)

裁判基準

第1級

1100万円

1600万円

2800万円

第2級

958万円

1300万円

2370万円

第3級

829万円

1100万円

1990万円

第4級

712万円

900万円

1670万円

第5級

599万円

750万円

1400万円

第6級

498万円

600万円

1180万円

第7級

409万円

500万円

1000万円

第8級

324万円

400万円

830万円

第9級

245万円

300万円

690万円

第10級

187万円

200万円

550万円

第11級

135万円

150万円

420万円

第12級

93万円

100万円

290万円

第13級

57万円

60万円

180万円

第14級

32万円

40万円

110万円

 

死亡慰謝料の相場

表:自賠責基準の被害者別慰謝料

被害者本人の立場

自賠責基準

一家の支柱

350万円

子ども

350万円

高齢者

350万円

上記以外(配偶者など)

350万円

※「一家の支柱」とは、家族の生活を収入面から主に支えている方です。

 

表:任意保険の被害者別慰謝料の相場

被害者本人の立場

任意保険基準(推定)

一家の支柱

1,500万円〜2,000万円

子ども

1,200万円〜1,500万円

高齢者

1,100万円〜1,400万円

上記以外(配偶者など)

1,300万円〜1,600万円

 

表:弁護士基準の被害者別慰謝料の相場

被害者本人の立場

弁護士基準

一家の支柱

2800万円程度

母親・配偶者

2500万円程度

上記以外(子供・高齢者など)

2000万円〜2500万円程度

 

入通院慰謝料の請求を得意とする弁護士を探す場合

交通事故の慰謝料請求を裁判所基準(弁護士基準)で請求することで、入通院慰謝料などの金額が増額することはお分かりいただけたかと思いますが、他にも下記のようなメリットがあります。

 

慰謝料の金額が上がる可能性がある

交通事故で負担する治療費や入院費などに関して、裁判所弁護士基準ならほぼ全てを補償するだけの金額を獲得できる可能性が高くなります。とくに治療費は毎月払い続けるものなので、この心配がなくなるだけでも大きな負担軽減になります。

 

示談交渉や書類作成をまかせることができる

後遺障害の必要書類を作成したり、請求書類を書くことは単純ですがストレスにもなります。この苦痛がなくなるのだけでも、仕事を続けたり治療に専念できるようになりますね。

 

適切な後遺障害認定を受けることができる

後遺障害は等級で大きく金額が変わるため、弁護士に相談することで適切な調査などを行うなど、本来の後遺障害等級を獲得することができます。

 

交通事故を得意とする弁護士を選ぼう

弁護士なら誰でも良いかというと、そうではありません。交通事故を専門に扱う弁護士はポイントを押さえているため、慰謝料の請求には何が最も重要かを熟知しています。

 

弁護士費用が心配な場合は法テラスの弁護士費用立替え制度を

無料の法律相談を受けた結果、弁護士・司法書士報酬等の援助(代理援助・書類作成援助)の要件を満たす場合には、費用立替制度を利用することができます。援助開始決定後、弁護士又は司法書士の選任手続きを行い、法テラスと案件を担当する弁護士又は司法書士と本人の三者間で所定の契約書を締結します。これにより、契約書記載の費用や着手金は、法テラスが弁護士又は司法書士に立て替え払いします。
引用元:弁護士・司法書士の費用を立て替えてもらいたい

 

この他に、「弁護士費用特約」というものがあります。任意保険会社が用意する特殊なオプションで、加入しておけば弁護士にかかる費用の一部を保険会社が補ってくれます。この弁護士特約に加入することで、弁護士費用は約300万円まで負担することができます。  

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。 入通院慰謝料は、正しい計算方法を知っておかないと保険会社に足元を見られる危険性が高いものです。今回の内容を参考に、示談交渉を進めていただければ幸いです。

交通事故のトラブル解決の為に、何をどうすれば良いかわからない方へ


交通事故の9割は示談交渉で決着がつくと言われていますが、実際に自分が示談を進める際に出てくる交渉相手は、相手側保険会社の示談担当員です。

被害者自身やその家族が示談交渉に応じるのが一般的ですが、実際に何年も交通事故の示談交渉を続けてきたプロ相手に、実際の相場よりも低い金額で応じてしまい泣き寝入りをする方も多いのが実情です。

その結果、示談交渉では話し合いが進まず訴訟に発展するケースが増えています。2005年には6,035件だった訴訟件数が、2015年までの10年間で約3.24倍の19,559件に増加しているというデータがあります。

交通事故で被害に遭ったのは自分達の方なのに、適正な保障がされず、大きな後遺症が残った場合は今後の生活への不安も大きくなるでしょう。

もし、『できるだけ損をしたくない』『適正な保障をしてほしい』とお困りの方は、交通事故の問題に長年取り組んできた弁護士に相談してみましょう。

2015年現在、弁護士に依頼する割合は93.6%(訴訟時)という高い割合で利用されており、交通事故に関する専門知識もつ弁護士に相談することで、以下のメリットが望めます。

・保険会社との示談交渉を任せられる
・弁護士基準という慰謝料や示談金を増額できる基準が使える
・事故の過失を適正な割合で計算してくれる
・後遺障害(後遺症)の正しい等級を認定しやすくなる など

弁護士に依頼するのは費用がかかると思われるかもしれませんが、自動車保険の特約(弁護士費用特約)が付いていれば、弁護士費用は300万円まで保険会社が負担してくれます。

交通事故に関わる問題でお困りの事を、【交通事故を得意とする弁護士】に相談することで、有利な結果となる可能性が高まりますので、お一人で悩まず、まずは『無料相談』をご相談ください。

あなたのお悩みに、必ず役立つことをお約束します。

編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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