交通事故や自転車事故など、事故はいつ起きてしまうか分からないものです。弁護士費用を用意できず泣き寝入りとなってしまうケースも少なくありません。
ベンナビ弁護士保険は、弁護士依頼で発生する着手金を補償する保険です。
交通事故だけでなく、自転車事故、労働問題、離婚、相続トラブルなど幅広い法的トラブルで利用することができます。
弁護士保険で法律トラブルに備える
交通事故に遭い、自分では解決できない状態になってしまったときには誰かに相談することになるでしょう。交通事故の相談相手としては、主に4種類の相談先が考えられます。ただ、
「何処に相談すればいいのか分からない」
「どの相談先が適切か判断できない」
このような、お悩みを持っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
本記事では、4種類の相談先を比較し、「どこに相談すればいいのか」その結論をお伝えします。交通事故の相談先をどこにしようかと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論からお伝えすると交通事故の相談は弁護士にするべきです。その理由は下記の4点です。
・補償額が増額できる可能性がある
・交渉を一任できるのは弁護士のみ
・裁判に至った際でも問題ない
・自動車保険に弁護士特約を付けていれば、保険会社が費用を負担してくれる
交通事故の相談相手としては、4種類の相談先(弁護士、保険会社、行政書士、yahoo知恵袋等のネットの掲示板)が考えられます。
以降は、4種類の相談先を比較してメリット、デメリットを記載しております。それでは、弁護士に依頼した場合から詳しく見ていきましょう。
【関連記事】弁護士に無料法律相談できるおすすめ相談窓口|24時間・電話相談OK
・補償額が増額できる可能性がある。
・交渉を一任できる
・裁判に至った際でも問題ない
・自動車保険に弁護士特約を付けていれば、保険会社が費用を負担してくれる
上記の4点です。順番にご説明します。
・補償額が増額できる可能性がある
保険会社が提示する交通事故被害に対する補償額は少ないケースが多くなっています。ここでいう「増額」は、本来もらえないものがもらえるという意味ではなく、妥当な補償額を受け取れるという意味です。
逆に言えば、弁護士に依頼しない場合、保険会社から一方的な説明を受けて、不当に低い金額で補償が終わってしまう可能性があるということです。
・交渉を一任できる
法律上、交通事故事件の交渉を任せることができるのは弁護士のみ。つまり、弁護士には交通事故の事件処理を一任できるのです。従って、手続きの手間や交渉時のストレスから解放されます。
保険会社との交渉は、負担が大きいもの。保険会社は交渉のプロですし、交通事故に関する知識も豊富。素人が勉強して、交渉に臨んだところでなかなか厳しいのが実情です。
・裁判に至った場合も問題ない
司法書士、行政書士といった他の士業とは異なり、弁護士は調停、審判、訴訟等、裁判所での法的手続の全てにおいて、金額の上限なく代理人になれます。
・自動車保険に弁護士特約を付けていれば、保険会社が費用を負担してくれる
事故に遭ったときに備えて加入しておくのが自動車保険。事故の過失割合で、少しでも自身に非がある場合、加入している保険会社も示談交渉をしてくれます。しかし、問題は自分に一切非がない場合。
自動車保険は事故相手への賠償に備えるためのもので、相手への賠償が発生しない0:10の過失割合では自身の保険が介入する場面はないからです。そのため、示談交渉も自分で行わなければなりません。
被害者が自動車事故に関する多くの知識を持っていることはまれでしょう。ですが、保険会社の担当はプロです。相手保険会社の要求が妥当なものなのか一般知識では判断できません。そのような被害者を守るのが「弁護士費用特約」。
弁護士費用特約は保険会社によって多少の誤差はありますが「弁護士への報酬や訴訟にかかる費用を300万円を上限として支払う」というものになります。弁護士費用特約を使えば被害者の費用負担は大きく軽減できるのです。
唯一のデメリットは弁護士に支払う報酬が発生すること。ただ、弁護士に依頼したことで補償額が増額すれば、その範囲で弁護士費用を捻出することができます。
そのため、相当程度の補償額が見込まれるケースでは、弁護士に頼んだことにより赤字になることはまれです。また、事故の内容によっては、時間と手間がかかる点は留意すべきでしょう。
加害者、被害者、共に自動車保険に加入している場合で、かつ被害者にも一定の落ち度がある場合には、その保険の担当者が代わりに交渉を行ってくれます。多くの場合は保険会社の担当者同士が話し合って交通事故の解決を図りますので、事故当事者は交渉の負担から解放されます。
・保険会社にあなたの被害すべてを立証することは困難である。
・過失割合が相手10:自分0の場合は交渉してくれない。
上記の2点です。順番にご説明します。
・保険会社があなたの被害を立証することは困難。
交通事故の場合、事故のときは、すべて保険会社が面倒をみてくれるものと大きな勘違いをしている方が多いのではないでしょうか。ただ、保険会社担当者も、法律の専門家ではなく一般的なサラリーマン。専門知識を要求される過失の有無や割合の主張・立証は困難です。
また、保険会社は膨大な事件を処理する関係上、事務的、画一的な処理を行いがちであり、被害者の立場を十分考慮することが困難という事情もあります。
・過失割合が相手10:自分0の場合は交渉してくれない。
法律上、示談交渉を代理ですることができるのは弁護士だけです。自身に事故の過失がない場合は、保険会社は部外者になってしまうので、話し合いに出てくることができません。
最大のメリットは無料でお手軽ということ。スマートフォンからも質問を投稿することが可能ですのでどこからでも利用できます。交通事故の質問に対してよい回答ができる人がたまたま見ていれば、参考になる場合もあるでしょう。
誰が回答したのか分からないため、何が正しい情報か定かではありません。正しい情報を得るためには、1つの情報に流されるのではなく、さまざまな情報を見た上で、自身で判断する必要があります。
yahoo知恵袋等のネットの掲示板には、回答者の立場が有利になるような回答があります。しかしネットの情報は一般的に信用性が低く、あなたの主張の証拠や根拠になり得ないということも注意しなければなりません。
行政書士とは、書類作成、手続き代行、それらに関する相談を業として報酬を得て行うことのできる国家資格です。これらの業務で報酬を得て行うことができるのは弁護士と行政書士のみです。書類作成だけを依頼したい場合や、金額が比較的小さい事件に対しては適しています。
法律上、行政書士は訴訟行為・示談交渉を行うことができないため、書類作成・示談交渉・裁判の手続きといった交通事故の事件処理を一括して任せることができません。
弁護士法72条により、弁護士以外の者が報酬を得て本人に代わって訴訟や示談交渉をすることを禁止されています。従って、行政書士に相談しても、示談交渉は自分で対応する必要があります。
交通事故に関する案件については、相談料や着手金を無料にしている事務所もあります。ちなみに、各々の内容と支払時期については下記の通りです。
相談者が、弁護士に対して、法律相談をする場合にかかる費用のことです。支払は法律相談の終了直後です。
受任する際に弁護士が受け取る費用のことです。支払は受任時 (受任後の分割払いも可能)です。
・過去に交通事故の事件を数多く取り扱っており、経験があるのか
・人間的に合うかどうか
上記の2点です。少なくとも2つの事務所、可能であれば3つ以上法律事務所で相談を受けることをおすすめします。複数の事務所に相談することで、さまざまな意見を比較することが可能です。
こちらは、紹介ということもあり、安心安全。知り合いを挟むことにより、問題のある弁護士を避けることができます。ただ、そのような知人がいない場合は、他の方法で探す必要があります。
Yahoo、googleで『交通事故 弁護士』等で検索すると検索結果には、法律事務所のサイト、法律事務所の情報が集まっているサイト、公益財団法人のサイト、行政のサイトなどが出てきます。
各弁護士会では、相談料30分以内、5,000円前後で法律相談を受け付けています(また、無料相談を実施している場合もあります)。自宅の近くに弁護士会があるか、確認してみてください。
弁護士による法律相談、紹介を受けることができます。手続きとしては、次の2つです。
1つ目は法テラスに行き、相談をし、その弁護士に依頼する方法です。この方法のデメリットは、弁護士を選べないことです。
2点目は、法テラスと契約している法律事務所で相談する方法です。こちらの場合は弁護士を選ぶことができます。
なお、経済的にどうしても弁護士費用が支払えないという場合、法テラスでは弁護士費用の立替制度を実施していますので、相談してみてください(あくまで立替であって、無料というわけではありません)。
いかがでしたか?交通事故の相談を弁護士にする理由がご理解いただけたでしょうか。交通事故の被害者になってしまうと車の修理や加害者・保険会社とのやりとり、仕事への影響など非常に多くの事を考えなくてはなりません。そんな中、プロである相手保険会社との交渉まで行うのはとてもハードルが高いもの。
交通事故の被害に遭ったらまずは弁護士に相談しましょう。そうすることで、あなたの負担は軽減されることでしょう。
弁護士に相談するかお悩みの方へ
下のボタンからあなた当てはまるものを選んで悩みを解消しましょう。
弁護士費用特約があれば 実質0円で依頼できます!
多くの保険会社では、被害者1名につき最大300万円までの弁護士費用を負担してくれます。特約があるか分からない方でも、お気軽にご相談ください。弁護士と一緒にご確認した上で依頼の有無を決めて頂けます。
特約を利用して弁護士に相談する交通事故問題を依頼する弁護士の選び方にはポイントがあります。
等です。
詳しくは以下の記事を読んで、正しい弁護士の選び方を理解した上で弁護士に相談しましょう。
弁護士の選び方について詳しくみる【来所不要・交通事故の被害者は初回相談料0円】◆豊富な解決実績◆示談金の大幅な増額実績多数◆交通事故専門チームが丁寧に対応します。まずは無料でご相談ください。【「立川」駅北口より徒歩6分】
事務所詳細を見る【人身事故被害者の方へ】事故直後・通院中いずれの場合もまずはご相談ください。弁護士への依頼で、結果が大きく変わるかもしれません。【初回面談無料】【着手金無料プランあり】【オンラインで全国対応可能】
事務所詳細を見る【相談料/着手金0円&電話相談◎】賠償額が妥当か判断してほしいならご相談を!交渉での解決で早期解決と負担軽減を目指します|来所せずに電話で依頼完了!|弁護士費用特約に対応|土日祝
事務所詳細を見る車やバイク、自転車を運転する人や歩行者が交通事故を起こしたり、交通違反をしたりすると道路交通法に基づいて処罰をされる可能性があります。本記事では、道路交通法違反...
交通事故の相談を弁護士にしたものの、不信や不安な気持ちを抱えてしまう方は珍しくありません。依頼後、何ヵ月も連絡がない、連絡しても返答がないといった悩みがある場合...
交通事故の被害者がさまざまな不満を抱いているなら、裁判を提起するのも選択肢のひとつです。 交通事故被害者が民事裁判を提起すべき事案や、交通事故裁判を弁護士に依...
交通事故の加害者になると、被害者に対して治療費や慰謝料などの賠償義務が生じます。 今回は、交通事故の加害者向けの相談窓口や交通事故発生時に弁護士へ相談するメリ...
交通事故に巻き込まれてむちうちになった場合、適切な慰謝料を受け取るためには、弁護士に依頼するのがおすすめです。この記事では、むちうちについて弁護士に相談すべき理...
【弁護士監修】交通事故の慰謝料相場から増額の請求方法ついて徹底解説。入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料など、交通事故慰謝料で損をしない方法もご紹介。
交通事故の慰謝料請求を弁護士に依頼する場合、経験豊富な方に依頼したいと思うケースも少なくありませんが、交通事故に強い弁護士をどのように探したらいいのかわからない...
日弁連交通事故相談センターは交通事故の民事上の紛争解決をサポートしてくれる専門機関です。事故直後から利用でき、電話相談、面接相談、示談あっ旋などに幅広く対応して...
交通事故の被害者にとって弁護士は頼りになる存在ですが、なかには弁護士に依頼して後悔するケースもあります。本記事では、弁護士に事故対応を依頼して後悔するケースや、...
自転車事故に遭ったものの、加害者が治療費を支払ってくれないなどのトラブルに巻き込まれることがあります。本記事では自転車事故に遭って、トラブルに巻き込まれた際の相...
事故後の示談交渉を弁護士に依頼する場合、弁護士費用特約を利用すれば0円で解決に至ることもあります。特に「なるべくお金をかけずに事故トラブルを解決したい」という方...
交通事故トラブルを弁護士に相談すれば、自身に有利な条件で問題解決できる可能性が高くなります。しかし、費用面が気がかりで躊躇している方もいるのではないでしょうか。...
弁護士であれば、交通事故の示談交渉を一任できるだけでなく、相手から受け取る慰謝料を増額できる可能性もあります。事故に遭った際は弁護士に依頼することをおすすめしま...
弁護士に依頼すると慰謝料増額が望めるメリットがある反面、依頼費用がかかるというデメリットもあります。どのような状況ならメリットがデメリットを上回るのでしょうか。...
交通事故の損害賠償や示談交渉のことで困っている場合は、法テラス・日弁連交通事故相談センター・交通事故紛争処理センター・法律事務所などに相談するのがおすすめです。...
子供の飛び出し事故の過失(責任)を判断する基準は、明確には決められておらず、事故当時に状況によって考えていく必要があります。この記事では、状況別の過失割合や損害...
交通事故被害に遭ったらまずは弁護士に無料相談。慰謝料の適性診断の上、本来もらうべき慰謝料に交渉します
交通事故紛争処理センターは、交通事故の被害者のための中立・公正かつ迅速な救済を目的とした、裁判外紛争解決機関です。無料で利用でき迅速に和解できる可能性があります...
法律知識が絡むトラブルにおいて、交通事故ほど弁護士の力が発揮される分野はありません。
交通事故が得意な弁護士の選び方を5つのポイントに分けて【わかりやすく解説】しています。交通事故の示談交渉や慰謝料請求などを弁護士に相談したくても、弁護士をどう選...
交通事故の加害者になると、被害者に対して治療費や慰謝料などの賠償義務が生じます。 今回は、交通事故の加害者向けの相談窓口や交通事故発生時に弁護士へ相談するメリ...
交通事故の示談は、弁護士に依頼をした方が有利になることは有名です。ですが、事故を初めて経験した状況では、弁護士への依頼にどのようなメリットがあるかを理解できてい...
交通事故に遭い、保険会社に提示された損害賠償や慰謝料請求に納得できない人のための相談窓口を紹介します。無料相談、土日祝日、19時以降の相談などを希望する方は、ぜ...
そこで本記事では、交通事故問題を弁護士に相談すべきタイミングについて紹介します。
交通事故問題は弁護士を雇うことによって、慰謝料増額や後遺障害の等級獲得などの恩恵を得られる可能性が高いです。この記事では、交通事故に強い弁護士に相談・依頼するメ...
法律知識が絡むトラブルにおいて、交通事故ほど弁護士の力が発揮される分野はありません。
交通事故の損害賠償や示談交渉のことで困っている場合は、法テラス・日弁連交通事故相談センター・交通事故紛争処理センター・法律事務所などに相談するのがおすすめです。...
交通事故に巻き込まれてむちうちになった場合、適切な慰謝料を受け取るためには、弁護士に依頼するのがおすすめです。この記事では、むちうちについて弁護士に相談すべき理...
交通事故で支払われる示談金は、ケースによって大きく変動します。少しでも増額したいと考えるのであれば、事故対応に慣れた弁護士に依頼することをおすすめします。この記...
交通事故が得意な弁護士の選び方を5つのポイントに分けて【わかりやすく解説】しています。交通事故の示談交渉や慰謝料請求などを弁護士に相談したくても、弁護士をどう選...
後遺障害の申請や適切な等級の獲得が得意な弁護士に相談・依頼することは、被害者にとって大きなメリットになります。この記事では交通事故で後遺障害を負った方が弁護士に...
交通事故被害の相談をするために弁護士を探すとき、どのように探しますか?数多くの弁護士の中から評判・口コミの良い弁護士を見つける事は簡単ではありません。交通事故が...