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弁護士特約の加入率はどれくらい?契約するかどうかの主は判断基準もまとめて紹介

監修記事
弁護士特約の加入率はどれくらい?契約するかどうかの主は判断基準もまとめて紹介

自動車保険の契約をする際に、弁護士特約に加入するかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

弁護士特約の加入率は高く非常に多くの人が加入しています

弁護士特約にはメリットも多いので、加入率とは無関係に加入しておくべき理由がいくつもあります。

本記事では、弁護士特約の加入率と加入するメリットなどについて詳しく解説します。

弁護士特約に加入するべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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弁護士特約の加入率はどれくらい?

弁護士特約の加入率について、業界全体の統計をとった資料は残念ながら存在しません

しかし、SONPOホールディングスは弁護士特約の加入状況を公表しており、「おとなの自動車保険」の契約者のうち56.9%の人が弁護士特約に加入しているとしています。

もちろん、ほかの保険やクレジットカードで弁護士特約に加入していることを理由にSONPOホールディングスの「おとなの自動車保険」の弁護士特約に加入していないケースも考えられます。

逆に言えば、少なくとも56.9%以上の人は、何らかの形で弁護士特約に加入しているといえるでしょう。

2022年の弁護士費用保険の販売数は約2,435万件

弁護士白書によると、2022年の弁護士費用保険の販売数は2,435万件にのぼっています。

近年の弁護士費用保険の販売件数は以下のとおりです。

【近年の弁護士費用保険の販売件数】

年度

件数

2022年度

2,435万件

2021年度

3,060万件

2020年度

2,910万件

2019年度

2,807万件

2022年度は一時的に販売件数が減少していますが、2001年度は約1.1万件、2010年度は1,431万件だったことを鑑みれば、弁護士保険はこの20年で急速に普及していることがわかります。

保険で弁護士費用に備えるということが今やあたり前になっていると言っても過言ではないでしょう。

加入率以外の弁護士特約を契約すべきかどうかの判断基準

弁護士特約を契約すべきかどうかを検討する際は、加入率以外にも次のポイントをチェックしましょう。

  • 重複している保険があるか
  • 交通量の多い場所によく行くか
  • 自動車を運転する機会が多いか
  • 保険料と補償のバランスが合っているか

ほかの保険ですでに弁護士特約に加入しているのであれば重複して加入する必要はありません

また、あまり自動車を運転する機会がないのであれば、無理に加入しなくてもよいでしょう。

以下では、弁護士特約に加入すべきか否かを検討するポイントを詳しく解説します。

1.重複している保険があるか

ほかの保険やクレジットカードで弁護士保険に加入しているのであれば、自動車保険に弁護士特約を新たにつける必要はありません

弁護士特約は契約者だけでなく配偶者や子どもなど、次のような人にも適用されるため、家族が弁護士特約に加入している場合も契約は不要です。

  • 記名被保険者
  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者または記名被保険者の配偶者の同居の親族
  • 記名被保険者の配偶者または記名被保険者の配偶者の別居の未婚の子

2.交通量の多い場所によく行くか

交通量が多い場所でよく運転するのであれば、弁護士特約に加入しておいたほうがよいでしょう。

交通量が多い場所は、交通事故のリスクも高いためです。

反対に、交通量がほとんどない道路しか運転をしないのであれば、弁護士が示談交渉をしなければならないような大きな事故も起きにくいでしょう。

そのため、弁護士特約までつける必要はないかもしれません。

とはいえ、どんな場所でどのような事故が起こるのかはわからないので、弁護士特約は付けておいたほうが安心です。

3.自動車を運転する機会が多いか

自動車で通勤している方や、毎日自動車で子どもの送り迎えをしているような方は弁護士特約を付けておいたほうがよいでしょう。

運転をする機会が多いということは、それだけ事故のリスクも高いということです。

普段から自動車を運転する機会が多いという方は、弁護士特約を付けておきましょう。

4.保険料と補償のバランスが合っているか

弁護士特約に限らず、保険に加入する際には保険料と補償のバランスが合っているかどうかも重要なポイントになります。

弁護士特約の場合、年間の保険料は3,000円程度とそれほど高くありません。

月額換算すると200円台で弁護士に示談交渉等を任せられるのは非常に大きなメリットです。

弁護士特約は保険料と補償のバランスは取れているので「保険料が上がるのに抵抗がある」とは考えず、積極的に活用しましょう。

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弁護士費用の加入率が高い理由とは?3つのメリットを紹介
弁護士特約の加入率が高いのは、以下の3つのメリットがあるためです。

  • 弁護士費用の負担を大幅に減らせる
  • 家族の交通事故でも利用できる可能性がある
  • 日常生活のトラブルをカバーできる場合もある

弁護士特約に加入すれば自分だけでなく、家族も高額な弁護士費用の補償を得られます

弁護士特約に加入するメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

1.弁護士費用の負担を大幅に減らせる

交通事故の際に弁護士へ依頼する場合の費用は、100万円〜150万円程度といわれています。

高額な弁護士費用がかかるので、受け取った慰謝料が弁護士費用で消えてしまうケースは少なくありません。

弁護士特約に加入しておけば、1回の事故につき300万円まで弁護士費用を補償してもらえるので、ほとんどの事故で弁護士費用の負担はありません。

高額な弁護士費用を負担しなくてもよいのは非常に大きなメリットです。

2.家族の交通事故でも利用できる可能性がある

弁護士特約は、契約者・契約者の配偶者・契約者または配偶者の同居の親族・契約者の未婚の子まで利用できます。

年間3,000円程度の特約保険料を支払うだけで、家族や親族分の弁護士費用が補償されるので、コストパフフォーマンスが非常に高い保険だといえるでしょう。

3.日常生活のトラブルをカバーできる場合もある

弁護士特約でカバーできる補償は交通事故だけではありません。

保険会社によっては、次のような日常生活のトラブルでも弁護士費用を補償してもらえる場合があります。

  • 歩行中に自転車にぶつけられてケガをした
  • ひったくりにあった
  • マンションの上階からの水漏れで家財が被害を受けた

弁護士に交渉を依頼するようなトラブルは日常生活においても多く潜んでいます。

弁護士特約に加入しておけば、このようなトラブルまでカバーできるので、安心して生活を送れるでしょう。

さいごに|弁護士特約に入っていないなら基本的に加入するほうがお得!

弁護士特約の加入率を正確に示した資料やデータは、残念ながら存在しません。

しかし、弁護士特約に加入していないのであれば、基本的に加入しておいたほうがメリットがあります

家族全員分の高額な弁護士費用を年間3,000円程度の保険料でカバーできるのは、非常にコスパが良いといえるでしょう。

ただし、弁護士特約はクレジットカードや火災保険や医療保険などでも加入でき、ほかの保険と重複している場合も多いです。

その場合は、保険料の無駄になってしまうので注意しましょう。

弁護士特約に加入する前には、ほかの保険やクレジットカードや家族間で重複がないかを必ず確認してください。

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この記事の監修者
吉田 大輔 (仙台弁護士会)
法律的な視点からお悩みや問題の整理をお手伝いし、解決への道を切り開けるようサポートに力を入れています。15年以上の弁護士経験をもとに、今後の見通し、取るべき手段を具体的にお話しします。
編集部

本記事はベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ交通事故(旧:交通事故弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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