後遺障害等級2級で獲得出来る慰謝料と症状まとめ

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交通事故コラム
2016.1.21

後遺障害等級2級で獲得出来る慰謝料と症状まとめ

Kouisyougai-2kyuu

交通事故が得意な弁護士が悩みを一発解決【▶︎無料相談はこちら

 

交通事故で後遺障害等級2級と認定された場合、労働能力喪失率100%という設定と、重い後遺障害の症状から、被害者が自力で生活することはほぼ不可能だと思って良いでしょう。
 
今回はそんな後遺障害等級2級に認定される症状と、獲得出来る慰謝料の相場をご紹介します。

後遺障害2級の適正な等級を獲得するなら、弁護士への相談が最適です


後遺障害等級2級の獲得は加害者側の保険会社が行うのが通常ですが、「不備のある診断書」「細かい症状が記載されていない」などが起こり、「後遺障害等級が認められない」、あるいは「低い等級認定」となってしまうケースが多発しております。

もしあなたが、「後遺障害等級2級を獲得したい」「適正な等級なのか判断したい」「後遺障害慰謝料の増額をしたい」とお考えであれば、保険会社との示談交渉が進む前に「後遺障害問題を得意とする専門の弁護士」へ相談をされる事をおすすめします。

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【目次】
後遺障害等級2級に認定される症状
後遺障害等級『第2級』と認定された症状
後遺障害等級2級の慰謝料
後遺障害2級の慰謝料を増額させるには
適切な後遺障害認定を獲得する方法
弁護士に相談することをすすめします

後遺障害等級2級に認定される症状

まずは後遺障害等級2級と認定される後遺症(後遺障害)をまとめましたので、ご確認ください。
 

等級

後 遺 障 害

自賠責保険(共済)金額

労働能力喪失率

第2級:介護を
要する後遺障害

1号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
2号:胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの

3,000万円

100%

第2級

1号:1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの
※視力とは矯正視力のことで、裸眼視力ではない。

2,590万円

2号:両眼の視力が0.02以下になったもの

3号:両上肢を手関節以上で失ったもの
※肘を残し、手関節までの間で切断したもの。

4号:両下肢を足関節以上で失ったもの
※膝を残し、足関節までの間で切断したもの。

 

2級|1号:1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの

後遺障害等級第2級1号に認定される症状は、片方の目が完全に失明し、失明していない目の視力も0.02以下になった場合です。失明した目は眼球を失ったり、視神経に障害が残るなどの理由は問われません。
 

2級|2号:両眼の視力が0.02以下になったもの

第2級2号も視力に著しい障害がある場合に認定される症状です。こちらも裸眼視力ではなく、眼鏡やコンタクト着用時の矯正視力で、両眼とも0.02以下になってしまった場合になります。
 

2級|3号:両上肢を手関節以上で失ったもの

両方の四肢を失った場合に第2級の3号と4号が認定されます。第2級だと肘から下をなくした時に第2級3号となります。
 

2級|4号:両下肢を足関節以上で失ったもの

第2級の4号は両足の膝より下の部分を切断した場合です。第1級では四肢の麻痺や、可動域の著しい低下も認定対象ですが、第2級の場合は四肢が指定部分で失われたケースで適用されます。
 

介護を要する後遺障害とは?

要介護第2級の1号と2号も基本的には文字通り介護が必要なレベルの重度な後遺障害です。2級の場合は「随時」でしが、これが1級の場合は「常に」にかわります。

基本的な意味の違いは、「本当に常時介護が必要なケース:第1級」か、「食事や用便などの生理現象のサポートに介護が必要:第2級」の違いです。従って、第2級の場合は少なくとも被害者本人の意識があり、自律呼吸が可能なレベルと捉えて良いと思います。

第1級の場合について詳しくは「後遺障害等級1級に認定される症状と獲得出来る慰謝料まとめ」をご覧ください。

 

後遺障害等級『第2級』と認定された症状

 引用元:交通事故オンライン 伊佐行政書士事務

認定された後遺障害 第2級

傷病名

けいれん発作、性格変化、意欲低下、2級3号

頭部打撲、頭蓋骨骨折、外傷性てんかん、外傷性くも膜下出血、脳挫傷等

4級5号、8級9号、14級5号、併合2級

右下腿開放骨折、右大腿骨骨幹部骨折、右脛骨動脈断裂、左脛骨骨折偽関節

左片麻痺、歩行障害、2級3号

頭部外傷、脳挫傷、脳内出血、頭部挫傷

記憶障害などの高次脳機能障害、2級3号

頭部外傷、外傷性クモ膜下出血、びまん性軸索損傷

右上下肢運動障害、知覚障害、排尿困難、記銘力低下、5級2号、幻聴、幻覚、被害妄想、重度の記銘力障害、、2級3号

脳挫傷、肺挫傷

下肢不全対麻痺、自排尿不能、3級3号、腸骨骨採取、12級5号

第一腰椎破裂骨折、馬尾損傷、膀胱直腸障害、両肺損傷、右血気胸

頭蓋内に外傷性の病変、2級1号

多発脳挫傷、左下腿粉砕骨折、脳挫傷後遺症、頭部外傷後遺症、左脛骨骨折、右橈骨骨折

意識障害による活動性の欠如、知的障害、記銘力低下、排泄障害2級3号

頭頚部顔面挫傷、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、癲癇、肺挫傷、意識障害、硬膜下血腫、左脛骨外顆骨折、右膝部・左手関節部挫傷等

右上下肢の麻痺、物忘れ、理解力、伝達能力の低下、感情易変、3級3号、右顔面麻痺12級14号

左側頭葉脳挫傷、急性硬膜下血腫、頭蓋底骨折、気脳症、髄液耳漏、腰椎圧迫骨折、外傷性てんかん

歩行困難、小脳失調症状、立位保持不安定、記銘力障害、痴呆症状、2級1号

急性硬膜下血腫、脳挫傷、頭蓋骨骨折、左鎖骨骨折、びまん性脳損傷

 
注意が必要なのは、これらの症状があるからといって必ずしも後遺障害2級に認定されるわけではありません。適切な後遺障害認定の申請手順を踏む必要がありますし、適切な後遺障害診断書を医師に書いてもらう必要もあります。
 
各リンク先の記事を参考に、2級の認定を獲得できるよう知識をつけていただくことをオススメします。

 

後遺障害等級2級の慰謝料

後遺障害で獲得できる慰謝料には「後遺障害慰謝料」と「入通院慰謝料」の2種類があり、さらに「自賠責保険基準」「任意保険基準」「弁護士基準」の3つの基準に分かれています。
 
この基準の中でもっとも低いのが自賠責保険基準で、もっとも高額となるのが弁護士基準となっています。
 
表:後遺障害慰謝料の相場(上:自賠責保険、中:任意保険(推定)下:弁護士基準)

第1級

第2級

第3級

第4級

第5級

第6級

第7級

1,100万円

958万円

829万円

712万円

599万円

498万円

409万円

1,600万円

1,300万円

1,100万円

900万円

750万円

600万円

500万円

2,800万円

2,370万円

1,990万円

1,670万円

1,400万円

1,180万円

1,000万円

第8級

第9級

第10級

第11級

第12級

第13級

第14級

324万円

245万円

187万円

135万円

93万円

57万円

32万円

400万円

300万円

200万円

150万円

100万円

60万円

40万円

830万円

690万円

550万円

420万円

290万円

180万円

110万円

 
 

後遺障害以外の慰謝料

請求項目

内容と慰謝料の相場

入通院慰謝料

4,200円/日
【相場】
・通院1ヶ月につき10~20万円
・入院1ヶ月につき約30~50万円

後遺障害慰謝料

自賠責保険の後遺障害等級第2級では958万円

死亡慰謝料

一家の大黒柱:2,600~3,000万円
これに準ずる者(配偶者):2,300~2,600万円
それ以外の者:2,000~2,400万円

 
 

後遺障害慰謝料以外の損害賠償費

治療費関係費

治療費や入院費が該当

看護料

通院付添費:3300円/日
近親者が付添う場合:6500円/日、

入通院慰謝料

4200円/日

入院雑費

1500円/日

通院交通費

通院に要した交通費など

その他

将来介護費・装具購入費・学費・家庭教師代など

休業損害

5700円/日

傷害慰謝料

入通院期間に基づいて算定(あまりにも入院などが長い場合)

逸失利益

後遺障害で失われたであろう利益
【逸失利益=基礎収入×労働能力喪失率×中間利息控除係数】

 
 

後遺要害等等級2級に認定された場合の損害賠償額

今回は、以下の方が交通事故で後遺障害になった場合を考えてみましょう。

25歳の会社員が交通事故に遭遇。
入院90日。通院日数200日間(実際は150日)
事故前の年収350万円
後遺障害等級2級に該当
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・入通院治療費・・・・・・500万円(想定)
・後遺障害慰謝料・・・・・958万円(自賠責基準)
・後遺障害診断書作成料・・1万5000円
・入通院慰謝料・・・・・・121万8000円
 1:入院期間+通院期間
 2:実通院日数(入院期間+実際に通院した日数)×2
 この2つの計算式を比べて日数が少ない方を採用。
 1:90 + 200 = 290
 2:240 × 2= 480
 = 290 × 4200 = 121万8000円
・付き添い看護料・・・・・58万5000円
 6500円 × 90日 = 58万5000円
・入院中雑貨・・・・・・・13万5000円(1500円 × 90日)
・休業損害・・・・・・・・87万5000円
 350万円 ÷ 12 =  29万円
 29万円 × 3ヶ月 =87万5000円
・逸失利益・・・・・・・・6098万1200円逸失利益の計算例
・入通院交通費・・・・・・2万円(必要なバス・電車代など)
・衣料損害費・・・・・・・3万円(購入時の時価)

合計:78,574,200

 

後遺障害2級の慰謝料を増額させるには

幾つかの方法がありますので、ここでご紹介させていただきます。
 
 

後遺障害慰謝料を弁護士基準で計算

後遺障害慰謝料を弁護士基準で計算するだけで、慰謝料や損害賠償金は大幅にアップします。

表:基準別の後遺障害慰謝料(上:自賠責、下:弁護士)

第1級

第2級

第3級

第4級

第5級

第6級

第7級

1,100万円

958万円

829万円

712万円

599万円

498万円

409万円

2,800万円

2,370万円

1,990万円

1,670万円

1,400万円

1,180万円

1,000万円

第8級

第9級

第10級

第11級

第12級

第13級

第14級

324万円

245万円

187万円

135万円

93万円

57万円

32万円

830万円

690万円

550万円

420万円

290万円

180万円

110万円


・後遺障害慰謝料 958万円 → 2370万円

 

入通院慰謝料も弁護士基準で計算

表:通常の弁護士基準による入通院慰謝料の表(単位:万円)

 

入院

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

13月

14月

15月

通院

 

53

101

145

184

217

244

266

284

297

306

314

321

328

334

340

1月

28

77

122

162

199

228

252

274

191

303

311

318

325

332

336

342

2月

52

98

139

177

210

236

260

281

297

308

315

322

329

334

338

344

3月

73

115

154

188

218

244

267

287

302

312

319

326

331

336

340

346

4月

90

130

165

196

226

251

273

292

306

316

323

328

333

338

342

348

5月

105

141

173

204

233

257

278

296

310

320

325

330

335

340

344

350

6月

116

149

181

211

239

262

282

300

314

322

327

332

337

342

346

 

7月

124

157

188

217

244

266

286

304

316

324

329

334

339

344

 

 

8月

139

170

199

226

252

252

274

292

308

320

328

333

338

 

 

 

9月

139

170

199

226

252

274

292

308

320

328

333

338

 

 

 

 

10月

145

175

203

230

256

276

294

310

322

330

335

 

 

 

 

 

11月

150

179

207

234

258

278

296

312

324

332

 

 

 

 

 

 

12月

154

183

211

236

260

280

298

314

326

 

 

 

 

 

 

 

13月

158

187

213

232

262

282

300

316

 

 

 

 

 

 

 

 

14月

162

189

215

240

264

284

302

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15月

164

191

217

242

266

288

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表:むち打ち症で他覚症状がない場合に適用される入通院慰謝料表(単位:万円)

 

入院

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

13月

14月

15月

通院

 

35

66

92

116

135

152

165

176

186

195

204

211

218

223

228

1月

19

52

83

106

128

145

160

171

182

190

199

206

212

219

224

229

2月

36

69

97

118

138

153

166

177

186

194

201

207

213

220

225

230

3月

53

83

109

128

146

159

172

181

190

196

202

208

214

221

226

231

4月

67

95

119

136

152

165

176

185

192

197

203

209

215

222

227

232

5月

79

105

127

142

158

169

180

187

193

198

204

210

216

223

228

233

6月

89

113

133

148

162

173

182

188

194

199

205

211

217

224

229

 

7月

97

119

139

152

166

175

183

189

195

200

206

212

218

225

 

 

8月

103

125

143

156

168

176

184

190

196

201

207

213

219

 

 

 

9月

109

129

147

158

169

177

185

191

197

202

208

214

 

 

 

 

10月

113

133

149

159

170

178

186

192

198

203

209

 

 

 

 

 

11月

117

135

150

160

171

179

187

193

199

204

 

 

 

 

 

 

12月

119

136

151

161

172

180

188

194

200

 

 

 

 

 

 

 

13月

120

137

152

162

173

181

189

195

 

 

 

 

 

 

 

 

14月

121

138

153

163

174

182

190

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15月

122

139

154

164

175

183

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
・入通院慰謝料 :121万8000円 → 204万円(142万円)

 

適切な後遺障害認定を獲得する方法

後遺障害の認定が却下されることなく、確実に獲得したのであれば、後遺障害等級の申請を「被害者請求」で行うことです。
 

被害者請求とは、交通事故にあった被害者自身が自分で後遺障害などの被害を請求する、自賠責保険のカギとなる請求方法です(自賠法16条)。保険会社に後遺障害等級などの手続きを任せる事前認定とは異なり、自らが動いて請求するので透明性が高く、等級に応じた自賠責限度額を保険会社との示談を待たずに先取りできるなどのメリットがあります。
出典:交通事故の損害賠償を被害者請求で行うべき理由

 
後遺障害等級に認定で最も怖いのは、後遺障害等級が認められないことです。生涯にわたって就業の機会を奪われた挙句、後遺生涯としての要件が満たされないと、慰謝料などの請求自体ができなくなります。
 
こういった自体を避けるためにも、「交通事故の損害賠償を被害者請求で行うべき理由」を参考に、自ら勝ち取って頂ければと思います。

 

弁護士に相談することをすすめします

後遺障害の等級認定ももちろんですが、弁護士に依頼することで多くのメリットがあります。
 
・保険会社との有利な交渉
・示談の最適なタイミング
・固定症状までにやるべきこと
・面倒な書類作成
 など
 
こういった実務を代わりに行ってくれるだけではなく、何よりも慰謝料などが100万円以上もアップするという事実があります。今回ご紹介した慰謝料の相場などはあくまで参考です。交通事故を得意とする弁護士であれば、裁判で億単位の賠償金を勝ち取ることもできますので、一度検討されることをおすすめいたします。

なお、2級以外の後遺障害等級について知りたい方は、下記の該当する等級するリンクより、ご確認ください。


 1級  ▶ 後遺障害等級1級に認定される症状と獲得出来る慰謝料まとめ
 3級  ▶ 後遺障害第級3級となる症状と適正な慰謝料を獲得する方法
 4級  ▶ 後遺障害4級に認定される症状と適切な等級を獲得する方法
 5級  ▶ 後遺障害等級5級を獲得できる症状と慰謝料を増額させる方法
 6級  ▶ 後遺障害等級6級に認定される症状と獲得できる慰謝料
 7級  ▶ 後遺障害等級7級の慰謝料と認定される症状まとめ
 8級  ▶ 後遺障害等級8級に認定される症状|慰謝料増額の方法まとめ
 9級  ▶ 後遺障害等級9級の慰謝料を100万円以上増額させる方法
 10級 ▶ 後遺障害等級10級となる症状と慰謝料の相場
 11級 ▶ 後遺障害等級11級の症状と正当な等級を獲得する手順
 12級 ▶ 後遺障害等級12級の適切な慰謝料を獲得する7つの知識
 13級 ▶ 後遺障害等級13級となる症状と獲得できる慰謝料の相場
 14級 ▶ 後遺障害14級の慰謝料の相場と慰謝料を増額させる方法
 

後遺障害が残る可能性のある方は
必ず弁護士に相談しましょう


本記事で解説してきた通り、弁護士に依頼するのとしないのとでは慰謝料の額に大きな差が生じます。

・後遺障害の認定を受けたい
・弁護士基準で慰謝料を獲得をしたい

このようにお考えであれば、必ず弁護士に相談するようにしましょう。

後遺障害の認定には高度な専門知識が必要になり、一般の方が行うには大変な労力と時間がかかります。また、弁護士基準での慰謝料獲得には弁護士への依頼が必要不可欠です。

もちろん、弁護士への依頼には費用がかかりますが、原則として依頼者が費用倒れになるような場合、弁護士が依頼を受けることはありません。

まずは、後遺障害の認定を受けられる可能性があるのか、慰謝料の適正な金額はどれくらいなのか、を弁護士に相談して明確にすることを強くオススメします。

編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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