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公開日:2018.1.22  更新日:2020.2.5

高次脳機能障害の慰謝料の相場額と判例(請求例)まとめ

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事

高次脳機能障害が後遺障害として認定されると、その症状の度合い(等級)に応じて慰謝料や逸失利益などの損害賠償請求をする権利が認められます。

 

ただ、交通事故の慰謝料の金額は主に加害者の保険会社との話し合いで決定されるため、その際に慰謝料の相場を知らないと、慰謝料が少なく見積もられた場合に気が付けず損をしてしまう恐れもあるのでご注意ください。

 

この記事では高次脳機能障害で請求できる慰謝料の具体例や相場額ご紹介します。高次脳機能障害で後遺障害認定を受けられる場合は参考にしていただければ幸いです。

 

高次脳機能障害の慰謝料を増額させる方法とは?

高次脳機能障害の慰謝料を増額させる方法、それは『弁護士に請求を依頼すること』です。

後遺障害に対する慰謝料は、『弁護士に依頼するか、しないか』で金額が大きく変わります
後遺障害5級の自賠責と弁護士基準の慰謝料差額
上記は『後遺障害5級に認定された場合の、後遺障害慰謝料例』です。

自賠責基準と弁護士基準では約840万円の金額差があります。

より高額である『弁護士基準』での請求は、弁護士にしかできません。まずは弁護士に請求しましょう。

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高次脳機能障害の損賠賠償(慰謝料)の具体例

まず、実際に裁判所で出た高次脳機能障害の損害賠償(慰謝料)の具体例をご紹介します。

※交通事故における慰謝料は損害賠償の一部です。よく混同されがちですが、慰謝料とは治療費や休業損害と同じく損害賠償の一項目として扱われます。

 

過去に裁判所で出た損害賠償(慰謝料)の判例1

京都地裁平成17年12月15日:7960万39円

項目

詳細

被害者

43歳、嘱託勤務、商品部にてデザイン業務

性別

男性

傷害の内容

脳挫傷,急性硬膜外血腫,頭蓋骨骨折,外傷性くも膜下出血、易怒性,記銘力低下,感情失禁,社会的適応性の障害(高次脳機能障害),外傷後てんかん発作

獲得等級

5級2号

休業損害

82万8,306円

入通院慰謝料

120万円

後遺障害慰謝料

1,700万円

逸失利益

4,596万8996円

将来の介助費用

1,460万2,737円

 

過去に裁判所で出た損害賠償(示談金)の判例2

札幌高裁平成18年5月26日:1億785万9619円

項目

詳細

被害者

高校1年生、15歳

性別

女性

傷害の内容

集中力の低下,記銘力,記憶障害

獲得等級

3級3号

入通院慰謝料

190万円

後遺障害慰謝料

1,990万円

逸失利益

8,605万9619円

 

交通事故の慰謝料には3つの算出基準がある

交通事故の慰謝料には3つの算出基準があり、どの基準が適用されるかによって慰謝料の金額が変わってきます。慰謝料の金額は『弁護士基準』任意保険基準>自賠責基準』で弁護士基準が最も高額です。

 

交通事故の慰謝料を決める3つの基準

自賠責基準

交通事故により負傷した被害者に対して、法令で決められた最低限の補償を行うことを目的とした基準。

任意保険基準

自動車保険会社が独自に設けている基準。自賠責基準よりも多くの保障が受けられる。

弁護士基準
(裁判所基準)

裁判所の判例などを参考にした基準。自賠責基準や任意保険基準よりも高額な慰謝料が設定されることが多い。

 

弁護士基準は慰謝料請求を弁護士に依頼した場合に適用される基準です。高次脳機能障害が後遺障害認定されている状況であれば、弁護士費用を差し引いても他の基準との差額が大きいので、弁護士依頼をした方がお得になる可能性が高いでしょう。

 

なお、上記で紹介した慰謝料の具体例も弁護士基準で算出されています。

 

高次脳機能障害の慰謝料の相場額

高次脳機能障害で請求できる慰謝料には、『入通院慰謝料』と『後遺障害慰謝料』の2種類があります。以下では上記で紹介した各基準の相場額をご紹介します。

 

高次脳機能障害で請求できる2つの慰謝料

入通院慰謝料

交通事故によって入通院が必要な状態になった精神的苦痛に対して請求できる慰謝料

後遺障害慰謝料

交通事故によって後遺症を負わされた精神的苦痛に対して請求できる慰謝料

 

入通院慰謝料

入通院慰謝料の金額は実際に入通院をした日数によって決定されます。

 

日数

自賠責基準

任意保険基準

弁護士基準

3ヵ月間の通院

25.2万円

37.8万円

73万円

6ヵ月間の通院

50.4万円

64.2万円

116万円

1ヵ月間の入院

12.6万円

25.2万円

53万円

※1ヵ月あたりの通院日数を10日間で計算

 

入通院慰謝料は各基準によって算出方法が異なるので、日数の例をいくつか挙げて相場額を紹介させて頂きました。入通院慰謝料の算出方法の詳細を確認したい場合は以下の記事をご覧ください。

関連記事:通院慰謝料の計算手順と高額な慰謝料を請求する為に知っておくべきこと

 

後遺障害慰謝料

後遺障害慰謝料の金額は後遺障害の等級によって決定されます。

 

等級

自賠責基準

任意基準(推定)

弁護士基準

第1級

1,100万円

1,600万円

2,800万円

第2級

958万円

1,300万円

2,370万円

第3級

829万円

1,100万円

1,990万円

第4級

712万円

900万円

1,670万円

第5級

599万円

750万円

1,400万円

第6級

498万円

600万円

1,180万円

第7級

409万円

500万円

1,000万円

第8級

324万円

400万円

830万円

第9級

255万円

300万円

690万円

第10級

187万円

200万円

550万円

第11級

135万円

150万円

420万円

第12級

93万円

100万円

290万円

第13級

57万円

60万円

180万円

第14級

32万円

40万円

110万円

 

高次脳機能障害は9級から認定されるケースが多いです。9級でも弁護士基準と他の基準では約300万円もの差額が生じるので、後遺障害慰謝料だけを見ても弁護士依頼をした方がお得になりやすいのがお分かり頂けるかと思います。

 

まとめ

高次脳機能障害で請求できる慰謝料は『入通院慰謝料』と『後遺障害慰謝料』の2種類で、『自賠責基準』と『任意保険基準』と『弁護士基準』の3種類の算出基準が存在します。

 

慰謝料が高額になりやすい高次脳機能障害を負っている状態であれば、弁護士費用を差し引いても弁護士を雇った方が受け取れる慰謝料が増額する可能性が高いので、示談の前に弁護士相談だけでも検討されてみてはいかがでしょうか。

 

交通事故の慰謝料は弁護士が交渉する事で増額する可能性があります


慰謝料には弁護士基準というものがあり、示談交渉に弁護士が介入することで慰謝料額が大幅に増額する可能性があります。一般の方が加害者側に弁護士基準の請求をしても、根拠を示すのが難しく、なかなか聞き入れてくれないというのが現状です。そのため、増額請求には弁護士への依頼がおすすめです。

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まずは、弁護士への依頼でどれくらいの増額が見込めるのか、相談されることをおすすめします。

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出典元一覧

高次脳機能障害・情報支援センター

後遺障害等級表- 国土交通省

一般社団法人 日本高次脳機能障害学会

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
編集部

本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※交通事故弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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